闇夜の烏の変な世界

とりあえず、何にでも興味持ちますw
日々、気になった事を日記感覚でアップしてみようかと。

JARO なCM は目をつむっても、リーフ と 180SX の CM って 日産さん…

2015-10-13 17:35:00 | 日記

​最近、栄ちゃん を起用して 自動運転であたかも 日産が先行してると錯覚させる 「JARO」 なCMが鼻につく 「日産」。

WEC の恥ずかしさ(あんな事してる自動車メーカーって世界でも日産だけじゃないの(涙))だけでも情けないのに、今度は 未だにスポーツ走行ベース車として人気が高い(らしい) 「180SX」 と 電気自動車の 「リーフ」 を競争させる CM が流れてる。

 https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=6_Bx_B_v5og

 

…、何がしたいのか判らん。

 

電気自動車 って 内燃機関 と違い、0スタート時から 最大トルクが発揮できる。

これはモーターを動力源とする上で、とても大きなアドバンテージ。

実際に本気がどうかは不明だが、CM のように 「リーフ」 が勝つ事も想像できる。

 

が、「180SX」 って、古くからの日産スポーツファンからすれば 「最後のFRスポーツ」 です。

言ってみれば、「日産のブランドを象徴した一台」 だったと思うのです。

もう随分前の車なのに(それだけ長く日産は身近なスポーツカーを作って無い)、いまさら自社の 「功績」 にわざわざ 「泥をぬる」 事に何の意味があるのか、理解に苦しむ。

 

「バカ にするもホドがある」。

 

昔って、思えば時代の先端を行く 面白い車を沢山生み出していた 「日産」。

多くは奇抜で 「一発勝負」 な感があったが、それでも今よりは見てるだけでワクワクできた。

一部のプレミアムスポーツ以外、大半が 「守り」 の姿勢に転じてからだろうか、なんとも退屈なファミリーカー・メーカーになったように感じるのは、私だけだろうか…。

 

最近のモーターショーを見ても、「ああ、昔からのショーモデルの流れだな」 って置いてかれ感が漂う。

どこかで見たような、見慣れたら退屈に感じる。

往年の ラリー選手権で大健闘した 「240Z] からインスパイヤされたとして発表された 「Gripz」 に至っては、カラーリングと、リアのダックテール以外から ソレ を感じる人がどれだけいる???

それに、内装に 「これでもか」 とふんだんに スポーツサイクルのサドル・デザインをベタベタと貼り込むっていったい?

いくら世界的に ロード・レーサーが 「ブーム」 だからって、こうした 「表面だけ」 の便乗って安くない?

同じようでも、スバル や ホンダ が違ったアプローチで自転車との 「距離」 を表現できてる事を考えると、最近の日産の底力の低下には眉をしかめてしまう。

「現在の日産の全力を出し惜しみ無しで投入」 したんだそうです、ほぉ~~~。

海外では高く評価されるのかもしれないが、日本で、「メーカーのお膝元」 でアレが高い評価を得てるとは、私にはちょっと想像できない(汗。

 

勝手な想像だが、「日産」 らしい 「色」 が失われた切っ掛けは、やはり 「ゴーン」 さんがテコ入れに来た頃のような感じがする。

会社が破綻寸前だったのを救われたのは良かったが、その後は一部車種を残して次々と淘汰させてしまった。

気付けば、かつて熱狂的に支持された車種達でさえ、「これはもう呼べない」 と落胆の声が聞かれる始末。

車種の傾向に偏りが多く、選択肢がこれだけ少ないメーカーになった事実には、驚くばかり。

 

「自動運転」 も、CMを鵜呑みにできる人ばかりだと思ってるとしたら、「バカにすんなよ!」って拳を握りそう。

あたかも最先端を実践してると想像させるソレは、現実とは180度逆ですね。

「先ずは自動ブレーキから」 って、他のメーカーは何年も前から精力的に展開済。

正直、「今頃やっとかい、日産」 です。

  

何故、JARO に摘発されていないのか理解に苦しみますが、メーカーの 「イメージ戦略」 と考え見流してたけど…。

今度の 「180SX」 の CMは、既存の日産ファンをも 「敵」 に回したんじゃないかな?

何がしたいのか、全然理解できない。

 

そんな 「日産」 を振り回し続けた 「カルロス・ゴーン」 さんですが、もしかすると 「日産」 を切り捨てるかもと噂が流れてますね。

フランス政府から、いろいろと難癖つけられた結果、提携メーカーの見直しが必要となってるらしい。

本業の 「ルノー」 が一番 大事なはずですから、今後の動向が気になります。

 

英国の格付け会社(どこだか忘れた)が、日本のメーカートップ評価で、「日産」 と 「スズキ」 に 「独裁的」 と判断したのは笑えましたが、そうした会社の場合 「ボス(トップ)」 が変わって なお勢力を維持できる例は意外と少ないのだそうです。

 

さて、「日産」 に ちゃんと前が見えてるのか、これからが見物なのかもしれません。


「フォーカス」 の番組を録画

2015-10-11 21:17:00 | 日記

​CATV で放送されてる、フォード 「フォーカス」 の番組を録画した。

何度か見返すが、いやいや 新型は走る姿もサマになってる。

 

自分が試乗させていただいたのは 、一つ前の型で エンジン も ミッション も違うのですが、基本評価は似た感じなんですね。

決して高級車じゃないんだけど、走り については独特の世界があるらしい。

うんうん、世界水準の中で評価される 「ハンドリング」 、あれは実際に味わってみないと理解できないかも。

その上、乗り心地も良いって反則でしょ(笑。

 

新型の 「フォーカス」 、ジワジワ評価上がるかな。

 

そのフォード、来年はいよいよ 「GT」 の生産が開始です。

そのルーツをたどればその昔、ル・マン で 常勝のフェラーリやポルシェに勝つため、「GT40」 という 刺客 を送り込み、歴史に残る 名レース を刻みました。

それはアメ車というイメージからは遠く、でもヨーロッパのスポーツカーとも違う。

 

考えてみれば、フォード=アメ車 という図式が成り立たない、今の 「フィエスタ」 や 「フォーカス」 と同様、「GT40(GT)」 ってのはあの時代、世界に通用する車として存在していたのかもしれません。

 

その 「GT」 、「コルベット」 に続いて WEC で暴れて欲しいと願うのです。


WEC 富士ラウンド は 「予想通り」 と 「予想外」

2015-10-11 20:29:00 | 日記

​今日、初冠雪 となった 富士山 の下で、WEC 第6戦 富士が行われた。

ちょっとだけ 「行ってみようかな…」 って企んだものの、決戦が悪天候予測されてた事と、最終日だけ行こうと調べたらチケットは3日間共通だけで 割高感が気持ちを断ち切ってしまった。

結果、CATVの生放送に かじりつく 事に(汗。

高速を使えば、車で1時間半程度の距離なのになぁ、富士スピードウェイって。

 

予選から LMP1 は 「アウディ」 と 「ポルシェ」 の争いになってしまいました。

今年の 「トヨタ」 は完全に戦力外、トップから2秒強 も遅いっていうのはもう勝負にならない。

それでも 「雨が降れば判らなくなる(トヨタは四駆)」 と希望的発言も見られていたのだが…。

 

決勝当日、小雨で開会したものの 雨でセーフティーカー・ラン からの スタートに。

約40分、かなり派手に雨が振る中、タイヤが温まらないのか 単独スピンする車が続出。

スタートが切られる前にダメージを負う車が、難しいレースになった。

 

このセーフティーカー、アウディ の 「R8」 はある意味、なかなかの見どころに。

レーシングカーには 低速 でも、R8 にしてみれば かなりの高速走行です。

豪雨の中でも クワトロ(四駆)システムが路面を掴み、ミッドシップに積まれてる V10エンジンが官能的サウンドを奏でるのが車載カメラから送られてくる♪

このエンジン、グループ会社のランボルギーニでガヤルドが積んで有名です。

 

本スタートが切られて水煙が上がる。

各所でスピンやクラッシュが見られ、ドライバーには難しい状況も、見てる方にはなかなか面白い展開に。

 

「雨で勝てるかも」 と気合いの入っていた 「トヨタ」、スタート直後こそ上位にジャンプアップできたものの、その後は呆気なく順位を落としていく。

正直、別クラス みたいというか、勝負にならない。

ポルシェに抜かれるシーンなど、「赤子の手を捻る」 ってこんな事を言うのかなって思えた。

 

スピン等を除けば、トヨタ が国際映像で追われたのは最初の5分程度でしたね。

あとは、「アウディ」 と 「ポルシェ」 をカメラが追う。

 

面白かったのが、あまり注目していなかった LMP2 や LM-GTE クラスのバトル。

雨で接戦になった事もあり、ギリギリのバトルや接触と見どころがイッパイでした。

見てる方が疲れる映像が沢山、これは見どころに。

 

やっぱり、GTカー は 「フェラーリ」 と 「ポルシェ」 が速いですね。

今回は 「アストンマーティン」 がやや不調な感じ。

あまりカメラに映らなかったけど、「コルベット」 も恰好良いなぁ。

 

富士の気まぐれな天気で、各車のタイヤ作戦がホンロウされて難しい事に。

中でも、スリックタイヤだけど 僅かに濡れた路面なら走れるという 最先端のタイヤの活躍は見ていて面白い。

これは国内の SUPER GT では使われていないようで、世界レベルで戦うにはこうしたアイテムのスキルも大切なんでしょうね。

 

5時間を経過する頃から雨が止み出し、乾いた路面で各車のラップタイムが凄い事に。

WEC は 6時間~24時間の 耐久選手権 なので、富士の6時間はかなり短時間になります。

まだまだ余裕で走れるって事でしょうか、スプリント としか見えない高速バトルが延々と続く様は、マシンもドライバーも凄いスタミナだなって驚くしかない。

 

終わってみれば、LMP1 は今年を象徴する結果に。

1位、2位を 「ポルシェ」 が独占。

2位、3位に 「アウディ」。

4位、5位に 「トヨタ」 、とはいえハッキリ言えば 「クラス最下位」 です(涙。

 

まぁ、母国レースなのに姿すら見せない 「日産」 を考えれば 「大健闘」。

 

LM-GTE a の優勝、パトリック・デンプシー は有名な俳優さん。

ル・マン を夢見て、周りの方々に 「危ないからレース止めて、ドラマに専念しろ」 と叩かれ続けたのに刃向い、独自に資金調達と練習を続け、何年も努力し続けて とうとう ここ富士で 「優勝」!

すごい執念ですね(汗)、「ポールニューマン だって大事故に遭っても映画とレースを両立してたんだ」 って力説するシーンが海外のインタビューにあった(2年くらい前?)けど、本当にココまでくるとは正直思って無かった。

きっと富士が生涯忘れられないレースになったのでしょうね。

下手なドラマより、この優勝をドキュメンタリーで描いたら 、重い作品ができそうです♪

 

来季からカテゴリーの再編成が始まり、LMP2 とかがかなり変わるとか(日産エンジン締め出し?)。

日本の童夢のシャシーがLMP3(新設)で認可される等、嬉しいニュースもある。

できる事なら、下位カテゴリーでいいから ロータリー の咆哮の復活を望んでしまう。

 

 WEC富士 の スタートフラッグ を振ったのが、背広姿の 寺田陽次郎(ミスター・ル・マン)さん でした。

できるなら、新生ロータリー・レーサー のチームを率いてパドックに立つ姿を見てみたい。

 

おりしも つい先日、都内の公演で 小飼社長が 「開発は継続している」 「納得できるものになったら出す」 と公言したばかり。

それなら、「787B の感動をもう一度」 と願ってしまう。

その頃に、SUPER GT で戦う中から 国際戦 で戦えるステージにアップした ドライバー が育っていれば、最高です。

 

まだ残りラウンドがあるものの、「来年の トヨタ に期待」 って感じです!

頑張れ、日本車!! 


「S-FR」 はコロコロと可愛いく 楽しそう♪

2015-10-08 18:40:00 | 日記

​東京モーターショーに トヨタ が出展する車両で、次に気になったのが 「S-FR」。
ネーミングから、トヨタ の米国若者向けブランド 「サイオン」 用車両でしょうか。

先ずパッと見て連想されたのは、「トヨタ S800」。
「パプリカ」の水平対向エンジンを積み、空力優先ボディーで軽快に走り回ってた往年の名車です。
「トヨタ 2000GT」 をデフォルメしたような、とても愛らしかった車♪
学生の頃、某雑誌の 「女子大生に人気の車 ベスト10」 をやれば毎回上位に入っていたっけ(笑。

丸みを帯び、ロングノーズ&ショートデッキ なあたり ソックリ に見える。
これで屋根が 「タルガトップ」 になってたら、ウリフタツ?


「S-FR」、これは以前から トヨタが 86 の下位クラスとして気軽に若者にスポーツを楽しんでもらうための車として開発をアナウンスしてたもの。
単純に排気量でいえば、1~1.6L 辺りを想定してるのかな。

名称から判るように、レイアウトはFR。
フロントエンジン に 後輪駆動。
MTのみで、サイドブレーキ・レバーがしっかり装備されてるあたり、スポーツ走行から、ジムカーナやラリーまで幅広く対応することを目指してるのが判ります。

 

一応 「4人乗り」となってますが、限りなく 「2+2」ですね(汗。
車格的に、このところ目が馴れて来てる 「ロードスター」 に近いものの、後席の有無が全体デザインに大きな違いを見せてます。
う~ん、無理にリアウィンドウを絞り込まず、いっその事 ドーンと大きく膨らませた方が 「自然」 になった気も。
それで、後端を 「ザガート」 のように何か工夫して処理できたら面白かった?
何となくこの辺りが、ボリューム不足というか「迷い」みたいなものを感じる。

それ以外は全体にキュートで好印象。
顔つきは、ボンネットの端がライトユニットに掛かるので、やや 「目力」 は 「怒り顔」かな。
決して 「美人」 では無いけれど、とても愛すべき 「不細工」 って感じが可愛い。
愛車にしたら、「うちの子~♪」 とか指しちゃいそうです(笑。


この段階(デザインコンセプトです)では、かなり男の子がヤンチャする機能を優先してるようです。
外観はかなり愛らしく、ギャップがどうなんだろう?

室内はといえば、黄色い 「差し色」 が鮮やかなスポーツカーの雰囲気。
見る限り、このまま出てもおかしくないのではというほどの完成度ですね♪

「オヤジ目線」 から言えば、唯一 「メーターパネル」 がチャチというか、調和していない。
若い方にはこの方がウケるのかもしれないけど、個人的にはココも 「アナログ」 でまとめた方が良い気がするのです。
せっかく、MTで、シフトノブが生え、スポーツドライブに適してそうなシートがあるのになぁ。
何ていうか、軽自動車(これはスペースの問題があります)っぽいというか、カラフルにデザインして若い子ウケを狙うホンダみたいというか…。
シックで 「キュー」 っと緊張感ある中、メーターパネルだけが浮いてる感じがする。

…まぁ、これって自分が「ジジイ」だから今の感性についてって無いって事なんだろうなぁ(汗。
あ、もしかすると、オーディオがUSB入力とBluetoothになってるから、この表示部を兼ねてるのかな。


今回、「モーターショーで様々な意見を聞き、パワートレーン等を決めていきたい」とある。
気になる方は、ぜひともトヨタさんに意見寄せて魅力的な車にすべきですね!

デザインは丸いけど、久しぶりに AE86 のポジション が帰ってきたと言えるのかもしれません(86は大きく、本格的過ぎ)。

エンジンは、「スバル の フラット4(1.6L)!」 と言いたいところなんだけど、ちと無理か。
86であのフラット4(2L)の素晴らしさを体感したので、その下位版に期待したいけど、構造的に難あり。

そもそも、スバルの水平対向エンジンに何故、四駆が多く組み合わされるのかと言えば 「重量バランス」 がある。
左右に張り出したシリンダーヘッドが、サスペンションアームと干渉する問題に対応するため、前輪軸より 「前側」にマウントしてるんですね。
そのままでは重量が極端に 「前寄り」 となるため、後輪側にデフ等の 重量物 を配する事で 「理想的なバランス」を達成してる。
昔のレオーネ・クーペ(FF)を運転してた叔父は、「エンジンは力あったけど、バランスが悪くて雪道のコーナーとか怖かった」と思い返す辺り、やはり四駆との相性が良いらしい。

これを前輪より 「後方」にレイアウトしたのが、「86」や「BRZ」。
FRのバランス的に優れたものの、かなりロングノーズとなってしまっている。
もしかしたら載るかもしれないけど、「S-FR」のネット画像を見る限り 「ちょっと厳しいかな?」なのです。


次に推薦したいエンジンとなると、これまた最近堪能した 「ロードスター」 に搭載されていた SKYACTIVE-G1.5 かな。
ちょっと非力かなぁって予想して試乗したら、なんのなんの とんでもない。
下からシッカリとトルクが出るし、回せば気持ち良くレッドゾーンまで吹け切る。
MTで自由にパワーバンドを操る楽しさを、思いっきり再認識させてくれた。

トヨタ と マツダ の技術提携も深まってる今、エンジンも転用できるかな。


他にどんなエンジンがイイかって考えたら、今のところ私にはピンっとくるものが無い。
ただ、かつての 「セリカ」 や 「レビン(トレノ)」等が 次々と排気量が増えたり、過給器が付いて行った事を思い起こすと、そうはなって欲しくないかな。
気軽に楽しめる、エントリークラスのスポーツカーとするなら、お値段を抑える意味でも 「肥大化」は必ずしも嬉しく無い気がするのです。

「ロードスター」 が「運転して楽しい」 と言ったって、およそ 300万ってプライスは、学生さんや新社会人がポン!と買うにはあまりに高い。
ならば、頑張ったら手が届くかな って辺りに 「S-FR」が来て欲しい。

手に入れれば、ホイールだのタイヤだの、もしかしたらダンパーだのシートだのと次々欲しくなるかもしれない。
数年後、気づいたら自分だけの1台(自分色)となってるかもしれない。

最近は移動する応接間みたいな車が良しとされてる気がする。
それはソレで 「あり」です。

でも、それだけじゃない、違った楽しみ方もあるって事を示す可能性を、「S-FR」に感じ、応援したくなるのです。

いろいろな面白さがある、だから 「車」 って飽きないし、面白い♪


「KIKAI」 は 「シンデレラ」 か 「ハロウィン」 か(爆

2015-10-08 18:16:00 | 日記

​東京モーターショー に トヨタ が出展する車両情報が解禁になった。
その中で、私が最も興味を魅かれたのが 「KIKAI」 です♪

何かネーミングが、マツダの 「KOERU」 みたいなノリですね(笑。

何が面白いかと言えば、何もかもが面白い!


第一印象は、「シンデレラ」 に出てくるカボチャの「馬車」。
丸いキャビン、前後に張り出したタイヤ(車輪)が、なんとなくそんなイメージ♪

又は、「ハロウィン」 の 「カボチャ」かな?

デザインテーマは、「人」 と 「機械」 の 関係再構築 だそうです。
ならばもう一台、木目調フレームと カボチャをイメージしたキャビンをおごり、「ハロウィン」が目前なのに掛けて、「トリック オア トリート」なんてテーマ車を出したら若者に大ウケしそうな気が。
一昔前までほとんど興味を持たれなかった 「ハロウィン」、お祭り好きな国民性か、最近は大ブームらしいですもんね♪


さてさて、興味 は冗談だけでなく、「KIKAI」 のデザイン細部に及びます。
非凡なコンセプトカーですが、良く見ると 既存のデザインを巧みに取り込み、結果的に斬新な容姿となってます。

どこか似てる車って、沢山思い当りませんか?


前から見ていくと、ボディーから独立したタイヤが ちょっとクラッシックカーみたい。
これは、「ロータス 7」の流れをくむ車とほぼ同じように、タイヤ&フェンダー がバネ下に添えられてます。

サスペンションはどうでしょうか。
ダンパーの方向こそ90度違えど、KTM の 「X-BOW」 や、フォーミュラーカー のように 「プッシュロット式」 でバネ下荷重を軽減してます。

ヘッドライトは?
近年のプロジェクター系ライト(ディスチャージ、LED等)をデザイン上、上手に取り込めていない車が多い現在。
こうした割り切った方法は、何か大昔のクラッシックカーのカーバイト・ランプのような 「ホノボノ感」が面白い。

キャビンは?
運転手を真ん中に、左右後方に2座を持つ 3人乗り。
このレイアウトは、有名なところだと 「マクラーレン F1」等が採用してましたね。
どうしても、運転者が車の左右いずれかに寄る普通の車。
でも、理想は車の真ん中に座るのが一番(フォーミュラーカーのように)。
そうすると一人しか乗れない、だからオフセットして2座添える。
ある意味、理想的な配置と言えるのかもしれません。

その同乗者用にドア窓を大きく上部まで回り込ませたデザイン。
これは、コンセプトカーならでは、構造上 「開かない」(汗。

インパネ方向を見ると、何と運転手の足元の左右に 「小窓」 が!
動いてるサスペンションを 目視 するためのものらしいけど、きっと実際に運転したら 「オートバイ」 に近い運転間隔を味わえそうな気がする。
左右に座る同乗者にとっても、きっと閉塞感の軽減効果がありそうな気が。

エンジン回りは、「ハイブリッドシステム」 と説明があるけど、目立つのは剝き出しのエンジンと排気管。
この排気管を見ていると、センター太管出しなところで 「VW バギー」が思い浮かんでしまう!
あちらは水平対向2気筒エンジンからクネクネと芸術品のように伸ばした エグゾーストパイプ が、ど真ん中から メガホンマフラー でド派手に突き出してる(汗。

そのエグゾーストパイプ、このコンセプトでは上品に折りたたまれてるけど、先日マツダが発売した 「デミオ・15MB」 の 「4-2-1システム」 を転用したら、怪しさ爆発?

ダンパー類は、フロントほどのインパクトは無いけど、ゴーカートみたいでかなり面白い。

と、どこをどう見ても面白さ満点。
似てるなぁ~って箇所が沢山あるのに、トータルで全く別の 「物体」になってる♪
これは市販化できたら、相当面白いだろうなぁ(笑。
そりゃ、衝突安全性だの、何だのとナンバー取得車とするには膨大なハードルがあるだろうけど、退屈した車に飽きた人には楽しい気がするのです。

全長が3,400mmってのは、フェリー料金が安くなる(4,000mm以下)か。
横幅の1,800mmは、再考した方が よりパーソナルに遊べそう。
シートを前後オフセットの 2座(運転手が左右どちらかになる、か)としたら、横幅はかなり詰められそう。

こんな車がパタパタと走り回る景色って、何かワクワクしそう。
見様によっては、アメリカの 「ホッドロット」 みたいに見えなくないか。
あそこまで 世界が崩壊 しては困るんだけど(爆。