闇夜の烏の変な世界

とりあえず、何にでも興味持ちますw
日々、気になった事を日記感覚でアップしてみようかと。

「S-FR」 はコロコロと可愛いく 楽しそう♪

2015-10-08 18:40:00 | 日記

​東京モーターショーに トヨタ が出展する車両で、次に気になったのが 「S-FR」。
ネーミングから、トヨタ の米国若者向けブランド 「サイオン」 用車両でしょうか。

先ずパッと見て連想されたのは、「トヨタ S800」。
「パプリカ」の水平対向エンジンを積み、空力優先ボディーで軽快に走り回ってた往年の名車です。
「トヨタ 2000GT」 をデフォルメしたような、とても愛らしかった車♪
学生の頃、某雑誌の 「女子大生に人気の車 ベスト10」 をやれば毎回上位に入っていたっけ(笑。

丸みを帯び、ロングノーズ&ショートデッキ なあたり ソックリ に見える。
これで屋根が 「タルガトップ」 になってたら、ウリフタツ?


「S-FR」、これは以前から トヨタが 86 の下位クラスとして気軽に若者にスポーツを楽しんでもらうための車として開発をアナウンスしてたもの。
単純に排気量でいえば、1~1.6L 辺りを想定してるのかな。

名称から判るように、レイアウトはFR。
フロントエンジン に 後輪駆動。
MTのみで、サイドブレーキ・レバーがしっかり装備されてるあたり、スポーツ走行から、ジムカーナやラリーまで幅広く対応することを目指してるのが判ります。

 

一応 「4人乗り」となってますが、限りなく 「2+2」ですね(汗。
車格的に、このところ目が馴れて来てる 「ロードスター」 に近いものの、後席の有無が全体デザインに大きな違いを見せてます。
う~ん、無理にリアウィンドウを絞り込まず、いっその事 ドーンと大きく膨らませた方が 「自然」 になった気も。
それで、後端を 「ザガート」 のように何か工夫して処理できたら面白かった?
何となくこの辺りが、ボリューム不足というか「迷い」みたいなものを感じる。

それ以外は全体にキュートで好印象。
顔つきは、ボンネットの端がライトユニットに掛かるので、やや 「目力」 は 「怒り顔」かな。
決して 「美人」 では無いけれど、とても愛すべき 「不細工」 って感じが可愛い。
愛車にしたら、「うちの子~♪」 とか指しちゃいそうです(笑。


この段階(デザインコンセプトです)では、かなり男の子がヤンチャする機能を優先してるようです。
外観はかなり愛らしく、ギャップがどうなんだろう?

室内はといえば、黄色い 「差し色」 が鮮やかなスポーツカーの雰囲気。
見る限り、このまま出てもおかしくないのではというほどの完成度ですね♪

「オヤジ目線」 から言えば、唯一 「メーターパネル」 がチャチというか、調和していない。
若い方にはこの方がウケるのかもしれないけど、個人的にはココも 「アナログ」 でまとめた方が良い気がするのです。
せっかく、MTで、シフトノブが生え、スポーツドライブに適してそうなシートがあるのになぁ。
何ていうか、軽自動車(これはスペースの問題があります)っぽいというか、カラフルにデザインして若い子ウケを狙うホンダみたいというか…。
シックで 「キュー」 っと緊張感ある中、メーターパネルだけが浮いてる感じがする。

…まぁ、これって自分が「ジジイ」だから今の感性についてって無いって事なんだろうなぁ(汗。
あ、もしかすると、オーディオがUSB入力とBluetoothになってるから、この表示部を兼ねてるのかな。


今回、「モーターショーで様々な意見を聞き、パワートレーン等を決めていきたい」とある。
気になる方は、ぜひともトヨタさんに意見寄せて魅力的な車にすべきですね!

デザインは丸いけど、久しぶりに AE86 のポジション が帰ってきたと言えるのかもしれません(86は大きく、本格的過ぎ)。

エンジンは、「スバル の フラット4(1.6L)!」 と言いたいところなんだけど、ちと無理か。
86であのフラット4(2L)の素晴らしさを体感したので、その下位版に期待したいけど、構造的に難あり。

そもそも、スバルの水平対向エンジンに何故、四駆が多く組み合わされるのかと言えば 「重量バランス」 がある。
左右に張り出したシリンダーヘッドが、サスペンションアームと干渉する問題に対応するため、前輪軸より 「前側」にマウントしてるんですね。
そのままでは重量が極端に 「前寄り」 となるため、後輪側にデフ等の 重量物 を配する事で 「理想的なバランス」を達成してる。
昔のレオーネ・クーペ(FF)を運転してた叔父は、「エンジンは力あったけど、バランスが悪くて雪道のコーナーとか怖かった」と思い返す辺り、やはり四駆との相性が良いらしい。

これを前輪より 「後方」にレイアウトしたのが、「86」や「BRZ」。
FRのバランス的に優れたものの、かなりロングノーズとなってしまっている。
もしかしたら載るかもしれないけど、「S-FR」のネット画像を見る限り 「ちょっと厳しいかな?」なのです。


次に推薦したいエンジンとなると、これまた最近堪能した 「ロードスター」 に搭載されていた SKYACTIVE-G1.5 かな。
ちょっと非力かなぁって予想して試乗したら、なんのなんの とんでもない。
下からシッカリとトルクが出るし、回せば気持ち良くレッドゾーンまで吹け切る。
MTで自由にパワーバンドを操る楽しさを、思いっきり再認識させてくれた。

トヨタ と マツダ の技術提携も深まってる今、エンジンも転用できるかな。


他にどんなエンジンがイイかって考えたら、今のところ私にはピンっとくるものが無い。
ただ、かつての 「セリカ」 や 「レビン(トレノ)」等が 次々と排気量が増えたり、過給器が付いて行った事を思い起こすと、そうはなって欲しくないかな。
気軽に楽しめる、エントリークラスのスポーツカーとするなら、お値段を抑える意味でも 「肥大化」は必ずしも嬉しく無い気がするのです。

「ロードスター」 が「運転して楽しい」 と言ったって、およそ 300万ってプライスは、学生さんや新社会人がポン!と買うにはあまりに高い。
ならば、頑張ったら手が届くかな って辺りに 「S-FR」が来て欲しい。

手に入れれば、ホイールだのタイヤだの、もしかしたらダンパーだのシートだのと次々欲しくなるかもしれない。
数年後、気づいたら自分だけの1台(自分色)となってるかもしれない。

最近は移動する応接間みたいな車が良しとされてる気がする。
それはソレで 「あり」です。

でも、それだけじゃない、違った楽しみ方もあるって事を示す可能性を、「S-FR」に感じ、応援したくなるのです。

いろいろな面白さがある、だから 「車」 って飽きないし、面白い♪


「KIKAI」 は 「シンデレラ」 か 「ハロウィン」 か(爆

2015-10-08 18:16:00 | 日記

​東京モーターショー に トヨタ が出展する車両情報が解禁になった。
その中で、私が最も興味を魅かれたのが 「KIKAI」 です♪

何かネーミングが、マツダの 「KOERU」 みたいなノリですね(笑。

何が面白いかと言えば、何もかもが面白い!


第一印象は、「シンデレラ」 に出てくるカボチャの「馬車」。
丸いキャビン、前後に張り出したタイヤ(車輪)が、なんとなくそんなイメージ♪

又は、「ハロウィン」 の 「カボチャ」かな?

デザインテーマは、「人」 と 「機械」 の 関係再構築 だそうです。
ならばもう一台、木目調フレームと カボチャをイメージしたキャビンをおごり、「ハロウィン」が目前なのに掛けて、「トリック オア トリート」なんてテーマ車を出したら若者に大ウケしそうな気が。
一昔前までほとんど興味を持たれなかった 「ハロウィン」、お祭り好きな国民性か、最近は大ブームらしいですもんね♪


さてさて、興味 は冗談だけでなく、「KIKAI」 のデザイン細部に及びます。
非凡なコンセプトカーですが、良く見ると 既存のデザインを巧みに取り込み、結果的に斬新な容姿となってます。

どこか似てる車って、沢山思い当りませんか?


前から見ていくと、ボディーから独立したタイヤが ちょっとクラッシックカーみたい。
これは、「ロータス 7」の流れをくむ車とほぼ同じように、タイヤ&フェンダー がバネ下に添えられてます。

サスペンションはどうでしょうか。
ダンパーの方向こそ90度違えど、KTM の 「X-BOW」 や、フォーミュラーカー のように 「プッシュロット式」 でバネ下荷重を軽減してます。

ヘッドライトは?
近年のプロジェクター系ライト(ディスチャージ、LED等)をデザイン上、上手に取り込めていない車が多い現在。
こうした割り切った方法は、何か大昔のクラッシックカーのカーバイト・ランプのような 「ホノボノ感」が面白い。

キャビンは?
運転手を真ん中に、左右後方に2座を持つ 3人乗り。
このレイアウトは、有名なところだと 「マクラーレン F1」等が採用してましたね。
どうしても、運転者が車の左右いずれかに寄る普通の車。
でも、理想は車の真ん中に座るのが一番(フォーミュラーカーのように)。
そうすると一人しか乗れない、だからオフセットして2座添える。
ある意味、理想的な配置と言えるのかもしれません。

その同乗者用にドア窓を大きく上部まで回り込ませたデザイン。
これは、コンセプトカーならでは、構造上 「開かない」(汗。

インパネ方向を見ると、何と運転手の足元の左右に 「小窓」 が!
動いてるサスペンションを 目視 するためのものらしいけど、きっと実際に運転したら 「オートバイ」 に近い運転間隔を味わえそうな気がする。
左右に座る同乗者にとっても、きっと閉塞感の軽減効果がありそうな気が。

エンジン回りは、「ハイブリッドシステム」 と説明があるけど、目立つのは剝き出しのエンジンと排気管。
この排気管を見ていると、センター太管出しなところで 「VW バギー」が思い浮かんでしまう!
あちらは水平対向2気筒エンジンからクネクネと芸術品のように伸ばした エグゾーストパイプ が、ど真ん中から メガホンマフラー でド派手に突き出してる(汗。

そのエグゾーストパイプ、このコンセプトでは上品に折りたたまれてるけど、先日マツダが発売した 「デミオ・15MB」 の 「4-2-1システム」 を転用したら、怪しさ爆発?

ダンパー類は、フロントほどのインパクトは無いけど、ゴーカートみたいでかなり面白い。

と、どこをどう見ても面白さ満点。
似てるなぁ~って箇所が沢山あるのに、トータルで全く別の 「物体」になってる♪
これは市販化できたら、相当面白いだろうなぁ(笑。
そりゃ、衝突安全性だの、何だのとナンバー取得車とするには膨大なハードルがあるだろうけど、退屈した車に飽きた人には楽しい気がするのです。

全長が3,400mmってのは、フェリー料金が安くなる(4,000mm以下)か。
横幅の1,800mmは、再考した方が よりパーソナルに遊べそう。
シートを前後オフセットの 2座(運転手が左右どちらかになる、か)としたら、横幅はかなり詰められそう。

こんな車がパタパタと走り回る景色って、何かワクワクしそう。
見様によっては、アメリカの 「ホッドロット」 みたいに見えなくないか。
あそこまで 世界が崩壊 しては困るんだけど(爆。