意外とサマになってるかもベガス SEMA の「ロードスター」達

ラスベガスで始まる SEMA。

改造大好きな国らしく、パーツを軸にした巨大モーターショーらしい。

そこに、２台の「ロードスター」が出るらしい。

何れも、古典的なオープンカーの形状「スピードスター」と「スパイダー」！

「スピードスター」と言えば、思い浮かぶのは「ポルシェ 356 スピードスター」。

ほとんど「幌」を付ける事を考えない、とんでもなく低いフロントウィンドウが印象的でした。

今も根強い人気があるらしく、けっこうお洒落♪

中にはウィンドウを「全く持たないもの」もあり（ルノーとか）、「ヘルメット」が無いと怖くて運転できなさそうなものも（汗。

雨を考えると、どうにも日本では難しいタイプですねぇ。

「モーガン」とかだと、一人で運転する時に付ける「助手席用トノカバー」なんてのがあって、実際に室外に出るのは操縦者の腰から上のみ。

雨が降ったら「濡れるのがアタリマエ」、できるだけ室内に水が入らないようにするって発想が逆に潔くて微笑ましい（笑。

「スパイダー」は、やはり思い浮かぶのは「アルファロメオスパイダー」でしょうか。

ただ、この場合の「定義」ってのが良く判らない。

流麗な「オープンカー」の呼び方のひとつが「スパイダー」なのかなって感じがするんだけど。

SEMA に出展される２台を見ると、今風の顔してるから似合うかなって気になる。

が、どうしてどうして、意外にサマになってる気がする。

「スピードスター」は、「ルノー」のように　フロントウィンドウを一切持たないタイプ。

流麗なノーズの流れに、シートのヘッドレスト後ろの「こぶ」なんて、往年の「ジャガーＤタイプ」を連想してしまいました。

斜め後ろからの姿なんざ、「最初からこの形を見越してデザインしてたのでは？」と疑いたくなるようなシブさ！！

「走るための生命体」とでも言いたげなそのたたずまいは、攻めたくてウズウズする方には「実用性いらんから欲しい」って思わせるかも。

いや、これ限定でも市販しないかな（汗。

「スパイダー」は、何と言うか無難にまとめてる感じでしょうか。

ほとんど、市販の「ロードスター」と変わらない印象。

幌を止め、「ビキニトップ」とする事でよりオープンカーとしての存在感を高めてますね。

当然、横や後ろのスクリーン（窓）は無く、あくまでも日差しと風除け程度。

私の様に、ジープやランクルのような幌の車に乗ってた方には「ビキニトップ」は身近な存在ですよねぇ。

なんたって、三菱ジープもですが、ランクル（70系）の幌なんて外そうとしたら数人で１時間近く掛かるって噂でしたし（涙。

そんな面倒なのを、ポンポンっと簡単に開けられて、普段は軽く日差しと小雨をしのぐだけのペラ１枚の気軽さは実にお手軽でしたから。

これを「ロードスター」に付けると、ほとんど頭上に僅かな空間をつくる程度になってます。

両端が丸く覆うようになってるので、恐らく実際に座ったら真横方向の上はビキニトップで見えませんね。

ルームミラーも、全くやくに立ちそうにない（笑。

昔のスポーツカーのように、ダッシュボード上にルームミラーを立てる（恰好イイね）方がより現実的？

…あ、マツコネのモニターが邪魔になるか。

市販の幌が作りの良さ（幌とは思えない）で、オープンカーを意識する必要が無いほど乗車空間が保護・確保されてるのと比べたら、やっぱり「簡易版」になるので良くも悪くもオープン感が増しそう。

走れば風でバタバタと音を立てるだろうし、雨が降れば真後ろからの吹き込みは避けられないし。

こうした「オープンカー」として、昔から楽しまれてきたデザインを取り込むベースとして考えると「ロードスター」ってのは向いてるかもしれない。

闇夜の烏の変な世界