政治の季節【稗史(はいし)倭人伝】

稗史とは通俗的な歴史書等をいいます。
現在進行形の歴史を低い視点から見つめます。

福田内閣支持率低迷で周囲は

2008-07-15 11:34:30 | 福田康夫
内閣支持率24% 「サミットで指導力発揮」も24%

 朝日新聞社が12、13の両日に実施した全国世論調査(電話)によると、福田内閣の支持率は24%(前回6月14、15日調査は23%)で低迷、4月から30%割れが続いている。不支持率は58%(同59%)。北海道洞爺湖サミットで福田首相が議長として指導力を「発揮した」とする人は24%にとどまり、「そうは思わない」が60%を占めた。サミットは政権の浮揚にはつながらなかったようだ。

得意の外交(本人が思っているだけ)でもサミットが不発。
結局は600億円の無駄遣い。


首相VS記者団 毎日ニュース 7/14より
記者団とのやりとり
 ◇内閣支持率
Q:各社の世論調査で・・・。

A:もう世論調査の話はいいよ。


支持率上昇はどうやら諦めたか。
いよいよ次の焦点は内閣改造。
これもどうやら両刃の剣。内閣の寿命を縮めるきっかけになるかも知れない。

追いつめられれば総辞職。
しかし総選挙無しでの自民党内閣は余りといえば余りの暴政。
小泉郵政選挙の結果で四人の内閣は明らかに選挙の使い回し。内閣の正統性という点からはとうてい許容できない。
新内閣は総選挙までせいぜい1年。
いっそ選挙管理内閣を宣言して捨て身の反撃に打って出るか。


選挙:自民・与謝野馨前官房長官「衆院解散、先送りを」

自民党の与謝野馨前官房長官は14日、堺市内のホテルで講演し、福田康夫首相は内閣支持率が上昇するまで衆院解散・総選挙を先送りすべきだとの考えを示した。

 与謝野氏は「福田内閣の支持率が上がってちょっとほっとしている。(サミット前の)あんな低空飛行をしているのでは選挙をやってもらっては困る」と語った。また町村信孝官房長官と会食した際「選挙だけはやらないでくれ。東京は全滅してしまう」と話し掛け、町村氏が「北海道だって私も含めて全滅する」と応じたことを紹介した。


毎日新聞 2008年7月15日 東京朝刊

このところ与謝野の発言も急速に低次元化。
次期総理候補の一角に名が挙がったとたんの豹変ぶり。
日曜日の田原のテレビ番組での民主党・長妻議員との討論も目を覆うばかりの惨めさ。
長妻の主張にただ印象的、主観的な批判を繰り返す。
「自民党きっての政策通」という田原のヨイショもむなしく響くだけ。

心は完全に”政策”から”政局”に行ってしまつている。
与謝野は過去三度落選を味わっている。決して選挙に強いわけではない。
選挙に落ちては総理大臣もなにもない。
「選挙だけはやらないでくれ。東京は全滅してしまう」
選挙恐怖症がこんなところでも顔を出す。

一方、町村は、
「北海道だって私も含めて全滅する」と応じた
が、こちらは余裕の反応。




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