政治の季節【稗史(はいし)倭人伝】

稗史とは通俗的な歴史書等をいいます。
現在進行形の歴史を低い視点から見つめます。

町村官房長官、××党を痛烈に非難

2008-09-09 06:13:58 | 自民党
町村官房長官が××党を非難しました。

○○氏無投票3選「自由闊達でない」 官房長官 (産経ニュース 9/8)

町村信孝官房長官は8日午前の記者会見で、××党の○○代表が同日告示の代表選で無投票3選を決めたことについて「もう少し自由闊達な政党かなと思ったが、そうではないのかもしれない」と述べ、○○氏への対抗馬が出馬しなかったことを批判した。

代表選について、町村氏は「××党の政策には財源の裏打ちなきバラマキという批判がある。それに答える絶好のチャンスとして、違う考え方(の候補者)で争ったほうが××党にとってもよかった」と指摘。その上で「政局第一、政策を無視した国会運営という発想の代表が無投票で選出される体質が本当に国民の期待に沿ったものなのか、胸に手を当てて考えていただきたい」と強調した。

○○××代表、23日再選へ (NIKKEI NET 9/8)

 ××党は△日の党大会で○○代表を再選する。


さて××には政党名、○○には代表名が入ります。
3選と再選の差は本質的なものではありません。
すると2つの記事は同じものとも違うものとも読めそうです。

町村は代表選で、対抗馬が出なかったことを理由に××党を批判しました。
しかし、対抗馬が多ければいいというものでもないでしょう。
それにしても、××に公明・民主、○○に小沢一郎・太田昭宏のどちらを入れても成り立ってしまうところが妙です。
町村の批判は本当はどちらに向けられたものだったのでしょう?
公明党の定額減税をばらまきと批判したのでしょうか。
政局第一、政策を無視した国会運営といえば、公明・民主ばかりでなく、そっくり自民党にも当てはまってしまいます。
臨時国会の召集をめぐっての自民党と公明党の綱引きは政局第一の表れではなかったでしょうか。
福田でさえ「私は自分を客観的に観ることができるんです」と言いました。
町村はそれもできないんでしょうか。

町村の民主党批判はそのまま公明党批判にもなり得ます。
意識してやったとするとなかなか陰険な策士、意識せずに言ったとすると、天に唾する行為と言えるでしょう。




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