遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

寒木瓜

2023-01-11 16:14:00 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和5年1月12日(木)

寒木瓜 : 冬木瓜

木瓜(ぼけ)はバラ科の中国原産の落葉低木。
高さ1~2m。枝には棘があり、葉は長楕円形。
普通は春の陽光の下に色鮮やかな花をさかせるが、
これを冬季に咲かせる様にしたのを「寒木瓜」、
「冬木瓜」という。


特別に寒木瓜という種類が在るわけではない。
寒中の色の少ない時期に、色鮮やかなはなとして
珍重されている。
朱色、
白色、
色は朱色、紅、濃紅、淡紅,白色に、紅白の混じっ
た「更紗木瓜」は殊に優美である。
冬枯れの庭園に色鮮やかな寒木瓜は、思わず目を
奪われる。
この花を見つけると、やがて来る春の訪れはもう
直ぐだと、知らせてくれるようだ、、、、。


徳川園の寒木瓜、

名古屋では徳川園や白鳥庭園等へこの時期に吟行
で訪れるが、この花に出会うとホットして、、、
暫しこの場を離れ難い、、、。
私自身、この木瓜という花は全く知らず、俳句会
に仲間入りし先輩方から、教えて頂いた季語の一
つで、吟行に参加して、都度様々な花の名前など
を覚えていった。(チューリップ、桜しか知らな
かった私、最も今では右から左、忘れ行く日々)

話は違うが、戦国武将の織田信長の家紋は「織田
木瓜」(もっこう)といわれている。

「木瓜」派」平安時代の公家の徳大寺実能(さね
よし)が使用していたと記録されている。
織田家の家紋は信長の父の織田信秀が、尾張国の
守護大名で主君の「斯波氏」(しばし)から下賜
されたとある。
(木瓜紋は奈良時代に、唐(中国)から渡来した)



今日の1句

寒木瓜の日向ぽつぽつ綻びぬ   ヤギ爺

鏡開き

2023-01-11 15:32:46 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和5年1月11日(水)

鏡開き : 鏡割り

お正月に飾っておいた鏡餅を下げ、雑煮やお汁粉として
振る舞われる行事。
関東は1月11日、関西では1月15日が多い。
昔は全国的に松の内は15日迄で、20日に行っていた。
然し、徳川家三代将軍の家光が4月20日に亡くなった
事に依り、月命日となる20日は避け、代わりに11日
に鏡開きを行った。
鏡開きは、武家の男子は「具足」に供え、女子には「鏡
台」に供えた鏡餅を割ったものである。
武家社会では「具足開き」とも云った。


鏡開きにはルール(決まり)があり、鏡餅には神様が宿
るとされて居り、刃物を使うことは縁起が悪い事とされ
硬くなった餅を割るのは大変で、木槌を使って処理した。

一年の無病息災を願い家族で食べる慣わしとなっている。

近年では鏡開きを行う家庭は少なくなり、空手や柔道等
の道場で鏡開きを行う。
日本武道館の鏡開きの案内

他には、大学や企業等の体育系のクラブ活動等で鏡開き
を行う所は多い様である。
以前勤めて居た会社のサッカー部では、毎年新年の部活
初めにグランドにOBと現役の対抗戦を行った後、鏡割
を行っていたようだ、、、、。



今日の1句

老妻の苦労して居り鏡割   ヤギ爺