遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

読書始

2023-01-13 16:04:15 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和5年1月13日(金)

読書始 : 講書始の儀

新年に初めて読書を行うこと。
柳亭種彦の書「用捨箱」に、「昔は正月吉書の次に冊子の
読初として、女子は文正草子を読みしとなり」とある様に
読初の慣習があった。
読初は朗々と音読するもので、男子は漢籍を読み上げた。
然し現在では音読の習慣はなく、座右受読の書を初めて繙
くことを読初めという。

貞観2年(860年)、大学寮の博士・春日朝臣雄継が、
清和天皇に「孝経」(孔子が門人に述べた孝道の記録)を
講説したのが始まりで、宮中での「講書始」として行われ
るようになった。 これが「読書始」の前身とされ、武家
社会にも取り入れられた。


本日(1月13日)、天皇・皇后(体調不良のため欠席)
秋篠宮ご夫妻等の皇族方が出席され、皇居宮殿「松の間」
で、「講書始の儀」が行われた。


西洋近世史学専門の深沢克己東京大学名誉教授、社会学
専門の今田高俊東京工業大学名誉教授、分子細胞生物学
専門の広川信隆東京大学名誉教授の三人が抗議を行った。
深沢氏の講義テーマは「地中海交易と離散民の商人達」、
今田氏は、「自己組織化の時代、持続可能な社会のため」
広川氏は、「生命の要分子モーター、細胞内のミクロの
運び屋」と題し、それぞれに講義を行われた。
講書始の儀は、明治天皇が1861年(明治2年)に学
問奨励の目的のため、京都御所で開いた「御講釈始め」
が始まりとされている。

私は最近あまり本を読まなくなった。
年の所為か読書が中々持続できない。直ぐに飽きる。
昨年半ばに、あれほど(20年程)続いた図書館通い
も止めてしまった。 自宅に在る本を読みなおそうと
手に取るのだが、、、、中々最後まで読み切れない。
根気がないようなのだ。





新年のこの日(読初)、今一度と思いつつ、、、、
先ずは、好きな時代小説から、、、、

今日の1句

読初の持続可能を願ひつつ   ヤギ爺