遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

紫陽花

2022-06-02 16:46:31 | 日記

令和4年6月2日(木)

紫陽花 : 四葩、七変化

ユキノシタ科の落葉低木、梅雨時を代表する花。

江戸末期に来日した、シーボルトに依って西洋に紹介

された。

「四葩」(よひら)と言われるのは、花びらのように

見える4枚の萼の中心に細かい花を付けるところから

この名がある。

「七変化」は、この花の咲き始めは白で次第に緑、青、

紫、桃色などと微妙に色を変え「七変化」の名の通り、

色の変化の妙を楽しむ。

梅雨の時期、雨に濡れて一層色の鮮やかさを増して、

タップリ雨水を含んで傾げる花の風情も味わいが良い。

額アジサイ、

新種、ダンスパーティー、

従来形のこんもりした花、

 

花の少ない梅雨の季節、様々に品種改良された額紫陽花

のような平坦なもの、こんもりと丸く形を整えたもの等

が民家の庭や公園等、至る所にこの花を見かける。

「紫陽花」(あぢさい)の命名の由来は、「あぢ」は集

まるという意の動詞で、「さい」は藍色のことをいう。

此処から、「藍色が集まる花」(あぢさい)となった。

全国の寺等にも多くのアジサイが植えられ「あじさい寺」

と呼ばれる寺社は多い。

元々、鎌倉には紫陽花が多くあり土との相性が良く、寺院

も多く「あじさい寺」は多いようである。

愛知県下にも「あじさい寺」は多く在り、性海寺(稲沢市)

本光寺(幸田町)、音楽寺(江南市)、大泉寺(犬山市)

等がある。

本光寺のアジサイ、

 

名古屋市の鶴舞公園のアジサイも見頃を迎えている。

園内の菖蒲池の近くに「あじさいの散歩道」が在り、

セイヨウアジサイ、ガクアジサイ等2,300株の花

が盛りを迎えた。

 

今日の1句

閑かなる寺に四葩の賑々し   ヤギ爺