遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

凌霄花

2022-06-20 16:48:16 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和4年6月20日(月)
凌霄花 : のうぜんかずら

ノウゼンカズラ科の蔓性落葉低木、長さ10m。中国原産
観賞用として庭等に植えられている。

茎の所から付着根を出して他の樹木等に絡みつき伸びていく。
夏に枝先一杯に黄橙色の漏斗(らっぱ)状の花が咲く。

花は5裂して開き、直径6~7cm位の大輪の花を付ける。
花房は垂下し、雄蕊は4本のうち2本は長い。
落花すると蜜が垂れて周りを湿らせる程で、蜜を求めて
メジロや蜜蜂などが集まる。

凌霄花は、「凌」(しのぐ、おしのける)「霄」(そら)
という花の意で、高い空へ向かい他の物に絡みついて、
しのぎ、おしのけて開花させる。
花や樹皮には利尿作用があり、漢方薬となる。
一方で、「凌霄花は有毒である」という迷信が伝わるが、
実際には無毒である。
キダチチョウセンアサガオやドウダンツツジ等の樹形や
葉の形が似ていることからこれ等と混同され有毒である
と古い図鑑(植物図鑑、百科事典等)に掲載されていた。

ご近所の庭先の凌霄花が盛りを迎えた。


その名の通り、他の樹木に絡みつき屋根を超え物干し台
に迄迫る勢いである、、、、。

今日の1句
凌霄花物干し棹を伺へり   ヤギ爺