遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

沖縄全戦没者追悼式

2022-06-23 16:28:46 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和4年6月23日(木)
沖縄忌 : 沖縄慰霊の日

第二次世界大戦で、昭和二十年(1945年)の夏に、沖縄
では日米最後の地上戦が行われた。
大戦史上最も大規模で、県民の1/4が亡くなった壮絶な戦闘
の終結したのが、沖縄軍総司令官の自決した6月23日。
そのために沖縄ではこの日を「慰霊の日」と決め、犠牲になっ
た人々を慰める日としている。


この日沖縄県では、岸田総理等各界代表者300名を招いて、
「令和4年沖縄全戦没者追悼式」が行われた。

場所は沖縄県糸満市摩文仁に在る平和祈念公園に、沖縄県知事
、岸田総理大臣、衆・参議院議長、各県遺族代表者等が参列し
沖縄県遺族代表者による、「追悼のことば」が述べられた。

この後、沖縄県知事、岸田総理等代表者が献花台に登り、、
沖縄の小中高生代表の献花が行われた。
米軍基地代表者の献花

12時に、黙祷が1分間行われる。


平和宣言 : 玉城沖縄県知事

「平和の礎(いしじ)に241,186名の御霊が眠ります。
沖縄米軍基地の整理、縮小、県民の負担軽減を、、」訴えた。

平和の詩 : 沖縄市立山内小学校2年、徳元穂菜さん

「こわいをしって、へいわがわかった。」

小学2年生の徳元穂菜さんは、昨年家族で訪れた「佐喜眞
美術館」」で、「沖縄戦の図」という絵画に出会い、犠牲
になった沢山の人達の悲しそうな姿が、こちらを見つめて
いた。怖くなり母親にしがみつく。
「平和ってなに?怖いの反対なの?、、、或る日姉と喧嘩
をし、お母さんが二人の話を聞いてくれた。そして仲直り
した。 これが平和かな! 戦争が怖いから平和をつかみ
たい。ずっとポケットに入れて持っておく。逃がさないよ
うに、なくさないように、、、怖いを知って平和が判った」

今日の式典で一番の大きな拍手が、鳴りやまない、、、、
この後、来賓の挨拶では岸田総理が登壇した。

懸命に、「戦争のない平和な社会と、沖縄から基地の軽減
と県民の負担軽減を、、」述べられるが、最初から最後迄
ブーイングが続く。(彼方此方からヤジが止まらない)



沖縄忌の日に、改めて平和について考えさせられた一日だ。

今日の1句
沖縄忌拍手と怒号鳴りやまず   ヤギ爺