「京都・花笠巡行」
八坂神社から7月24日の10:00に花傘巡行が行われました。
祇園祭の、前祭の山鉾巡行を終え、後祭山鉾巡行とほぼ時を同じくして「花傘巡行」が
おこなわれます。神輿がお旅所へ向かう17日と、お帰りになる24日の二日にわかれて
おこなわれていた山鉾巡行は、昭和41(1966)年に統合されて17日のみとなりました。
これを受けて、おこなわれなくなった24日の山鉾巡行に代わるものとして、花傘巡行が
おこなわれるようになりましたが、平成26年(2014年)からは、後祭山鉾巡行とほぼ
同時におこなわれることになりました。もともと、祇園祭がはじまった頃の山鉾は、
花傘の形態であったと伝えられていて、この巡行は、祭の原初的なかたちをあらわして
いるのかもしれません。
この巡行列は、花傘を中心とした行列が、八坂神社から市役所、四条御旅所などを巡って、
八坂神社へと帰ってくるものです。先頭は、元気なかけ声を響かせた子ども神輿。そして、
花傘をかぶった女性や武者行列、鷺踊、獅子舞、芸妓さん・舞妓さんをのせた曳き車など
が続きます。行列に参加するのも総勢1,000人近くと大規模で、実に華やかで、賑やかな
行列として知られています。
| Trackback ( 0 )
|