のり巻き のりのり

飾り巻き寿司や料理、己書、読書など日々のあれこれを書いています



東京に行ってました

2016年08月14日 | お出かけ 東京
このところ、お正月もお盆も子どもたちが帰省するのではなく、親が出かけて行く逆帰省になっています。

孫の様子を見つつこちらが遊んで来ようという、ちゃっかりシニアです。
今回のメインは歌舞伎を見ること。




扇雀、橋之助、獅童、染五郎などを間近に見て満足満足。
特に染五郎は、息子の友人によく似た子がいるので、かなりのファンです。

が、しかし、3時間の公演中(幕間30分あるけど)、不覚にもわずかながら居眠りをしてしまいました。
隣の連れ合いに、つんつんとつつかてれはっと気が付くありさまで、のちのちまで言われそうな失態でありました。

長いセリフが続いている間でしたね。
前夜あまり眠れなかったし、暑さでとろけていたのかなあ。

だいじょうぶ、だいじょうぶ、大立まわりでは「~や」とは言わなかったけど、身を乗り出して拍手をしたし、
いびきなんてかいてませんよーだ。


夜は、一人でスカイツリーのすぐ近くにある銭湯に行きました。



暖簾をくぐると下足箱、戸を開けると番台があり、おじさんに料金460円を払います。
今日は「にこにこ入浴デー」で65歳以上は430円だそうです。
毎週日曜日は「レモン湯デー」となっています。

番台がある待合は2坪くらいの狭い場所ですが、番台のおじさんも2人の男性客もテレビを見いっていました。
湯舟は大きくてふたつあり、ハワイのようなヤシと夕焼けの海が背景に描かれています。

洗い場のカランは6、5、8個と3列あり、蛇口はレバー式でなく回す型で湯と水の両方を出して調節するタイプです。
シャワーだって固定式なので、持って使うことはできません。

カランの上のタイルにはなつかしい富士山と松が描かれています。
桶は黄色で温泉マークが書いてあります。「ケロリン」は書いてありませんでした。

湯が熱めです。46度くらいでした。これが江戸っ子好みの湯なんだと思って入りましたが水でぬるめ、長湯はできませんでした。
脱衣場はレトロ感いっぱい。

昔のパーマで頭にかぶった座って使うおかま型のドライヤー、小学校の体重測定で使った100kgまでの台秤。
マイ籠が棚の上にキープしてあり、コーヒー牛乳を飲んで待つ高齢者がいる。生活感があふれてました。

狭くてもうまくできていて、どこを見ても昭和そのもの、子ども時代にタイムスリップしたかのようでした。
東京って、こんなところがまだあるんですね。

歌舞伎にしろ銭湯にしろ、江戸の情緒が感じられるすぐそばに、近代的なスカイツリーがそびえ立ち不夜城が林立する。
広大な森のすぐわきに、若者が結集する通りがある。
どこもかしこも外国人ばかり。

逆帰省をして刺激を受けてきた次第です。
でないと、ますます居眠りばかりして脳がとけてしまいますから。