「日本の教育を考える10人委員会」が実施した義務教育アンケート(28日付中日新聞)によると、子どもの学力について「勉強ができる子」と「できない子」の二極化が進んでいると感じている人が64%、その中70%近くが、その原因を「家庭の所得格差」と考えていることが分かった。
学力の二極化が進んでいると答えた人のうち66%の人が塾や予備校などの費用が出せるかどうかの所得格差が影響するとしている。費用が出せる家庭の子女は「勉強のできる子」となり、そうでない場合は「できない子」になる傾向にあると考えているようだ。
能力別にクラス編成する「習熟度別学習」については、賛成の人が48%で、子どもを大学院まで進ませたいと考えている人に限ると賛成が64%に上り、高学歴志向の親ほど習熟度別に肯定的な傾向が見られるようだ。
「地獄の沙汰も金次第」ということわざがあるが、学校教育の世界でもこのことわざが通用するというのか。しかし、塾へ通うことなく自分で勉強に励み、難関を突破した例がないわけではない。ただ、能力別にクラスを編成する習熟度別学習については、一見差別に見えるが、理解が進んでいる子を退屈させるような学習システムは見直すべきではないか。伸びる子はどんどん伸ばしてやることが必要だ。
学力の二極化が進んでいると答えた人のうち66%の人が塾や予備校などの費用が出せるかどうかの所得格差が影響するとしている。費用が出せる家庭の子女は「勉強のできる子」となり、そうでない場合は「できない子」になる傾向にあると考えているようだ。
能力別にクラス編成する「習熟度別学習」については、賛成の人が48%で、子どもを大学院まで進ませたいと考えている人に限ると賛成が64%に上り、高学歴志向の親ほど習熟度別に肯定的な傾向が見られるようだ。
「地獄の沙汰も金次第」ということわざがあるが、学校教育の世界でもこのことわざが通用するというのか。しかし、塾へ通うことなく自分で勉強に励み、難関を突破した例がないわけではない。ただ、能力別にクラスを編成する習熟度別学習については、一見差別に見えるが、理解が進んでいる子を退屈させるような学習システムは見直すべきではないか。伸びる子はどんどん伸ばしてやることが必要だ。