たそがれ縁側日記

ボケ老人の独り言

河村ウォッチング

2009-12-01 17:37:02 | Weblog
 河村市長は対立し続けている議会に対し強力なゆさぶりをかけて来た。
 報道によると、議会が現在問題となっている減税案や地域委員会創設案を仮に可決したとしても、更なる課題である議会改革案を受け入れない場合は支援者に働きかけて議会解散の署名集めに入るという。まだ議会改革案の具体的中味は明らかではないが、河村市長はかねてから、議員の仕事は本業のかたわら空いた時間にボランティアでやるものだとの考えを表明しており、そうした観点から議員定数と議員報酬を半分程度に減らし、政務調査費や費用弁償制度も廃止するもののようだ。もしそうした内容であれば議会にとってあまりにも過激な案であり、到底受け入れられないであろう。その辺は分かっていて敢えてこの案をぶつけて来るところに河村市長の魂胆が見える。これは議会を解散に追い込み、新たな選挙で河村案を受け入れる議員を多数当選させて市長の意のままになる議会にしようとする考えであろうが果たしてそのようになるか。
 地方自治法によれば、有権者の3分の1(36万人)以上の署名が集まれば議会解散の賛否を問う住民投票が行われ、そこで過半数が賛成すれば議会は解散されることになる。市長の支援者たちは政治団体を発足させて署名集めの準備に入っているという。議会側は何とか妥協点を見出そうとして市長に働きかけるのか、それとも堂々と民意を問うのか。署名集めもそれほど容易い話ではないと思われるが、今後の動向が注目される。


最新の画像もっと見る