たそがれ縁側日記

ボケ老人の独り言

中日緒戦を制す

2006-10-22 16:06:43 | Weblog
 日本シリーズ第一戦は中日、川上投手、日ハム、ダルビッシュ投手で始まった。序盤は両投手緊張のあまり制球に欠け、お互いに打たれて2対2の同点となった。中盤にかけては両投手が落ち着きを取り戻し、ようやく緊迫した投手戦となった。中日は立ち直った川上の好投で3対2と1点のリードを保ち、終盤アレックスのダメ押しの1点が入り、9回は勝パターンである岩瀬の抑えで緒戦を勝ち取った。
 過去、中日は日本シリーズで緒戦を落とした場合は優勝できていないが、今回は緒戦に勝ったのでシリーズ優勝も夢ではなくなった。
 今回は総じて日ハムに堅さがみられ、中日は割りと平常の状態でプレーしているように見受けられた。しかし、新庄選手はどんな場面でも、余裕のあるパフォーマンスで観客を沸かせるのには感心させられる。今夜も中日が勝つような気がするが・・・。

中日ドラゴンズ、リーグ優勝

2006-10-11 11:03:42 | Weblog
 マジックが点灯してから2ヶ月、中日は苦しみながらひとまずリーグ優勝した。東京ドーム球場で他球団が胴上げされたのは初めてだという。今年こそはセリーグの名誉のためにも日本シリーズを制覇してもらいたい。今年の中日ならできるだろう。
 中日はエース川上を立て必勝体制で臨んだが、巨人に3本のホームランを浴び、3対3の同点のまま延長戦にもつれ込んだ。延長12回、もはや今日はこれまでかと思われたが、この回中日はノーアウト満塁とし、3番福留がセンター前へ痛烈なヒットを放ち決勝点を奪い、なお満塁。続くウッズがなんと満塁ホームラン。この回一挙6点を奪った。
 印象的だったのはこの満塁ホームランで、落合監督がベンチであふれる涙を何度もタオルでぬぐっていた光景だ。また、あの東京ドームが左半分ぎっしりと青いドラゴンズカラーで埋まり、熱狂的なドラキチの声援が絶えることなく続いていたことだ。
 中日が優勝する年は政変など何かと大きな事件があるといわれてきたが、この日も北朝鮮が核実験が強行し、国際社会が騒然としている最中であった。

中日マジック2

2006-10-09 10:30:25 | Weblog
 このところ投打が噛み合わず、もたもたしている中日が、昨日の横浜戦で相手のエラーに助けられて何とか勝つことができた。この日阪神が巨人に延長戦の末敗れたので、中日のマジックが2となった。この間の阪神の追撃は素晴らしかった。ほとんど負け知らずの状態で中日を脅かしてきた。
 パリーグはプレーオフ制度で、上位3チームが再度熱戦を繰り広げるというので、ファンが盛り上がっているが、セリーグでは中日と阪神が他を大きく引き離して、二強四弱の状況であるためファンの盛り上がりに欠ける。そこへもってセリーグの柱とも頼む巨人が、2シーズン連続Bクラスが確定したのではセリーグとしてはどうしょうもない。
 中日のリーグ優勝はほぼ確定で、中日ファンとしては喜ばしいが、全国的に層の厚い巨人、阪神のファンが冷めてしまっている。プレーオフ制度はなんとなく矛盾を感じるが、ファンの興味を最後まで引きつけるのにはよい制度かもしれない。

徳山ダム

2006-10-04 09:55:12 | Weblog
 9月25日から試験湛水が始まるというので、過日、徳山ダムを見に出かけた。ダム湖は完成し満水になってからではその大きさが実感できない。湖底に沈む前の村落が未だ川沿いに形を残している山間部全体を見ることで初めてその大きさが分かる。湖底に沈むことになる旧徳山村は、466世帯1500人の人々が生活していたが、ダムの建設に伴い全ての村民が移転した。
 ダムが満水になった時点のダム湖畔を走ることになる道路が、村落からは見上げるような高い位置ある山腹に建設されている。あんな高いところまで水が来るのかと驚かされる。村内を流れる揖斐川は上から見下ろすと小川程度にしか見えない。村内の学校の校舎も豆粒のようだ。
 徳山ダム建設の構想から半世紀、膨大な建設費がつぎ込まれてきたが、現在でもダムの必要性について議論が続いている。しかし1年半後には満水になり、日本一の水量を誇るダムとなる。

日の丸、君が代

2006-10-03 10:41:51 | Weblog
 秋たけなわ。小中学校では運動会が盛んなシーズンである。先日、孫の運動会を見に出かけた。開会式では国旗掲揚の合図とともに、国歌「君が代」の音楽が鳴り、日の丸の旗が静々と上ってゆく。生徒は起立して日の丸が天辺につくまでじっと見つめている。これから賑やかに始まる各種競技を前にして、この静粛なひと時は意義のあるものだ。
 先般国旗国歌の強制は違憲であるとの判決が東京地裁であった。東京都立高校の教職員ら4百人が都と都教委を相手取り、入学・卒業式で日の丸掲揚と君が代斉唱に従う義務がないことの確認と、都教委による懲戒処分の禁止を求めた訴訟においてなされた判決で、「国歌斉唱などを強制するのは思想・良心の自由を保障した憲法19条に違反する。都教委の通達や指導は、行政の教育への不当介入の排除を定めた教育基本法に違反する」というものであった。都教委はただちに控訴した。
 世界中どこの国でも国歌と国旗があり、その国の誇りとして大切にされ、機会あるごとに歌われ、掲げられている。これは狭隘なナショナリズムとは異なる。デモなどで他国の国旗を焼き捨てる光景を見ることがあるが、これはその国に対する最大の侮辱であるとされる。
 判決の中で「日の丸、君が代は明治時代以降、第二次世界大戦終了まで、皇国思想や軍国主義思想の精神的支柱として用いられてきたことがあるのは否定しがたい歴史的事実で、現在も国民の間で価値中立的なものと認められるまでには至っていない」といっているが、過去にそうした事実があったからといって、日の丸、君が代を今もって危険視するのは如何なものか。愛国心という言葉さえ危険視されるわが国では、いつまでたっても自虐的歴史観から脱却できず、日本国民としての誇りはなかなか確立できない。