たそがれ縁側日記

ボケ老人の独り言

カテキンは認知症を予防する

2006-05-02 09:53:55 | Weblog
  夏も近づく八十八夜♪ 野にも山にも若葉が茂り♪ 
      あれに見えるは茶摘じゃないか♪ 赤いたすきにすげの笠♪
 新茶の季節がやってきた。お茶は健康に良いと昔から言われてきたが、最近はお茶に含まれているカテキンの効用が特に注目されている。
 東北大大学院医学系研究科の栗山進一講師の研究チームの調査によると、記憶力などの著しい低下を招く認知症について、緑茶に多く含まれるカテキンが高い予防効果を持つ可能性のあることが証明された。認知症などの認知障害は脳の神経細胞の損傷が一因とされる。カテキンが神経細胞の損傷を防いだり修復効果を持つのは、マウスを使った実験で判明しているが、人間でも効果が裏付けられたのは初めてという。調査は仙台市内の70-96歳の男女3千人を対象に、生活習慣や認知能力などを面接して行われた。その結果緑茶を「週3杯以下」のグループが認知症に陥っていた比率を1.0とした場合、週4-6杯は0.62で一日2杯以上は0.46と半分以下だった。緑茶を一日2杯以上飲むことにより認知症に陥る比率が半分以下となることになる。
 高齢者は水分をなるべく多くとるようにと言われるが、コーヒー、ココア、紅茶などはあまり多く飲めないが、緑茶なら四六時中飲むことができる。そんな緑茶が認知症予防に効果があれば一石二鳥というものだ。