たそがれ縁側日記

ボケ老人の独り言

河村ウォッチング

2009-12-23 20:09:21 | Weblog
 臨時市議会が始まった。
 先の市議会で市長提案の市民税減税案に対する修正可決に異議(不服)があるとして、市長はこれを再議に付した。
再議に付す理由としては、減税の目的(市民生活の支援など)に照らし原案が最も適切であるとする簡単なものであった。
  これに対し、自民、公明、共産の各会派が質問に立った。
  自民の横井市議は修正案が如何に低額所得者層に配慮したものであるかを述べた 後、「市長はこの修正案が議会の暴挙であり市民を馬鹿にするものだと言っているが、どこが暴挙であり、市民を馬鹿にしているのか」と質問した。
 これに対し市長は「均等割りは全国同じ3000円でありこれを名古屋市だけが100円にすることはムチャで均等割り3000円をきちんと納めている全国の人に申し訳ない」などと顔色を変えて反論していた。
 公明の田辺議員からは、議員が独自に実施した市民意識アンケート調査で、低所得者に配慮した修正案を優れたものとする意見が多数を占めた結果を示し「市長はこうした市民の意識を無視すべきではない」と詰め寄った。
 これに対しても市長は「市民は原案の方が優れていると思っている」と反論した。
 共産の田口議員は原案の減税は大企業や高所得者を優遇するものであり、高額所得者は減税率を低くし低額所得者に対する減税率を高くすべきではないかと質した。河村市長は終始興奮気味で、自席から質問者に対しヤジを飛ばし議長から注意を受ける有様であった。
 質問者が理論的にきちんと筋道を立てて質問しているのに対し、河村市長の主張や反論は感情的なものであり、自分の思いをまくし立てるだけで説得力のあるものとは言えなかった。
 修正案は常任委員会での審議に移るが、現在の状況では来週22日の本会議では否決される見通しである。


最新の画像もっと見る