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世界の覚書

道州制、易姓革命、外国人参政権には反対です。伝王仁墓に百済門を作るのは場違いであり、反対です。

軍が面子を優先させた可能性

2008年05月18日 | 環境・天災・健康
産経:【四川大地震】中国との意思疎通不足など問題点も 日本の国際緊急援助隊
一方、中国側から援助隊に新たに指示された北川県の救助現場は、生徒数約1500人の中学校。すでに軍が救助活動をした場所だ。中国外務省の同行者が日本側に伝えたところでは、まだ捜索や救助が実施されていない校舎が1、2棟あるという。しかし、援助隊には生き埋めになったとみられる人数すら通知されず、そのまま現地へ向かうよう指示を受けた。記者団から「なぜ情報が入らないのか」「軍が活動した後の現場ばかりに向かわせるのか」などと質問を受けた援助隊関係者は、「何も知らされていない」と答えるばかりだった。隊員からも、「なぜ軍が活動したところにわれわれを行かせるのか」と首をかしげる者もいた。

母娘の発見現場は、生き埋めになった者がもともと3人しかいないとみられる場所だった。しかも、援助隊が母娘の救出現場に到着したのは、四川省成都を出発してから14時間後。現場は成都の空港から400キロ。綿竹市や都江堰市など、成都から100キロの圏内には多くの学校や病院などの倒壊現場がある。一刻も早い救助を求める被災者も、それだけ多い。日本隊が入った現場周辺の山は半分が崩れ落ち、大量の土砂が町を覆っていた。80メートルに渡り土砂に埋まった小学校もあった。
中国語や中国人はアバウトだから、コミュニケーションはどういうレベルであれ、そんなものかとも思うが、軍が既に活動したところに入らせるのは、やはり引っかかる。軍の面子の問題が考えられるからだ。日本の救助隊受け入れは政府トップの方針で仕方ないが、現場(軍?)が軽くサボタージュをしている可能性が頭をよぎる。成果の出そうな所を日本隊にやらせたくないという感情が働いた可能性はゼロではない。最初に行った現場は、どう考えても日本隊の特性(建物が崩れたような都市環境での手作業)に合わない場所だった。岩場なら間隙があるかもしれないが、それどころの現場ではなかったようだ。

救助隊受け入れそのものの遅れを含め、人命救助の点では全く効果的でない仮定だが。そういう事があったとしても、彼の国では別に不思議でも何でもないから困る。実際には日本隊の行動は一方的に賞賛されるだけで、大勢に影響はない。ただ少なくとも、采配は上手くなかったようだし、救助の効果を削いだだけである。

追記:産経:日本の緊急援助隊は煙たい? 5.18 20:59
17日、日本の援助隊は青川県の被災現場で活動したが、軍の兵士の1人は「あれは日本隊だろ。早く帰れよっていう感じだ」と口走った。それ以外にも不快感を示した救助関係者もいた。ある中国筋は「軍が仕切る現場で日本隊に生存者を発見させると思うか?」と話す。日本の援助隊に中国側が指定した被災現場は、すでに捜索を終えたか、あるいは巨大な土砂崩れで埋まり、中国側も救助などは「無理」だと判断した小学校だった。同筋は「軍などがいったん捜索し救助活動をすでに終えた現場で、もし日本隊が生存者を発見したら、それこそメンツが立たない」ともいう。それでも日本の援助隊が生存者を救出すれば、日中関係の改善にはプラスとなる。現場の軍関係者などによる感情の吐露は、日本から援助隊を受け入れる土壌が整っていないことを浮き彫りにしている。
同じ観測記事だ。いや、証言も含まれるか。

いまだ生き埋め9500人、146時間ぶり男性救出も(朝日新聞) - goo ニュース
日本の援助隊は18日、同中学校で計13人の遺体を発見し、収容した。小泉崇団長は同校の現場で生存者が見つかる可能性は事実上ないと判断。19日からは曲山地区市街地の捜索に集中する方針だ。
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