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世界の覚書

道州制、易姓革命、外国人参政権には反対です。伝王仁墓に百済門を作るのは場違いであり、反対です。

アイヌと日本を破壊する

2009年07月29日 | 歴史・伝統
何度も書いているが、手遅れだ。この動きに最も反発しなければならないのは、アイヌの出自につながる人々だろうが。

産経:アイヌ有識者懇報告書 立法措置で生活支援を
河村氏は同日午前の記者会見で、アイヌ民族に対する生活支援などの政策を総合的に企画、立案する組織を内閣官房に設置する方針を表明。「アイヌの方々の苦難の歴史を厳粛に受け止め、アイヌ政策を継続的かつ着実に取り組みたい。日本の異なる民族がお互い尊重し合い、共生する社会を築くのが肝要だ」と強調した。
河野談話と同じくらい、悪質である。アイヌは日本人と異なる民族ではない。情けない。

アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会メンバー(PDF
安藤 仁介 (財)世界人権問題研究センター所長
加藤 忠 (社)北海道ウタリ協会理事長
佐々木 利和 人間文化研究機構、国立民族学博物館教授
佐藤 幸治 京都大学名誉教授
高橋 はるみ 北海道知事
常本 照樹 北海道大学アイヌ・先住民研究センター長、大学院法学研究科教授
遠山 敦子 (財)新国立劇場運営財団理事長
山内 昌之 東京大学教授
座長の佐藤幸治氏は皇室典範に関する有識者会議のメンバーでもあった。何をかいわんや。本業は憲法学者だが、占領憲法を認めている点で落第である。

「先住民族」が正しい用語だが、英語ではIndigenous peoplesである。Indigenousとは「土着の」という程の意味で、具体的には、近代国家成立過程で外縁的(非主流的)に取り込まれた人々を指す。その意味では政治的・歴史的な概念である。民俗的・慣習的には、特徴的なものはあろうが、それは地方性の域を超えるものではない。エスニシティは従な概念だが(エスニシティより先に地政学的事情がある)、ご存知の通り、エスニシティそのものが政治性、歴史性に依存している。つまり本質論ではなく、構築論なのだ。その意味で「民族」や「異民族」は本質主義的であり、議論としてはミスリーディングになる。

追記:毎日:アイヌ有識者懇:報告書の概要 /北海道

#歴史については、一部を除いてまあまあだが、後がいけない。異なる視点を持った識者が集められたようだ。
#擦文文化は鉄器時代である(弥生時代と同じ意味で)。鉄器は交易でしか手に入らない。つまりこの時代には既に、この地域は交易ネットワークの辺境に組み込まれていた。アイヌ文化は、接触文化であるとも言えるだろう。

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