といいつつ、Calculated Riskさんがお勧めする以下のNY Timesの記事が、よくまとまっているので、キーとなる情報を紹介する。
○As Vacant Office Space Grows, So Does Lenders’ Crisis
http://www.nytimes.com/2009/01/05/business/05real.html?_r=1
・2009年の商業用不動産市場は1991~1992年以来最悪の年となろう
・株式アナリストは、商業用不動産が銀行にとっての次の時限爆弾と言っている。
・世界の巨大バンク(Bank of America, JP Morgan, MS)はそれぞれ数兆円の商業用不動産証券をもち、直接投資もしている。
・地銀の貸出に占める商業用不動産への貸出は、過去6年で倍増するなど、地銀への影響が懸念される。
・2006年、2007年には約60%の商業用不動産ローンが証券化
・カルフォルニア・オレンジカウンティのオフィスの空室率は、2006年末7%から18%にアップ。
・NYの空室率は、近年ない10%越え。
・約10%で落ち着いていたシカゴの空室率は2009年に17%へ
・賃料はピークから30%落ちることが予想されている。
・今年$400billion(約36兆円)の商業用不動産ローンが返済期限。
・既に$107billionのオフィスタワー、ショッピングセンタ等が破たん状態。
・「高い金で買いすぎており、今ではそのような金を貸す人はいない」
結果 -4.0%
予想 -1.0%
前回 -4.2%(前月比)(-0.7%から修正)
予想を低く見積もり過ぎですね