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(大)不況!? その69 米住宅統計ではキャンセル増により販売数が過大評価、在庫数が過小評価

2007-02-24 18:45:31 | 世界経済

今まで十分認識していなかったが、米住宅関連の統計において、一旦販売された物件がその後キャンセルされた場合、統計上、「販売」から「在庫」へ戻す処理が存在しないという。そのため、キャンセル数が急増した過去半年くらいの局面においては、販売数が過大計上され(その後キャンセルされた分も販売数にカウントされ)、在庫数が過小計上されている(キャンセルによって在庫に戻った分がカウントされない)と言う。おそらく、実態上の在庫/販売数の数値は大きく跳ね上がっているのだろう。

直近で住宅着工件数の想定以上の落ち込みが見られているが、統計上現れていない実態の悪さの証左であろう。政府統計を見る際には、注意が必要である。

◎Housing Inventory "Grossly Understated" http://calculatedrisk.blogspot.com/2007/02/housing-inventory-grossly-understated.html

http://www.chicagotribune.com/business/chi-0702230167feb23,0,5178193.story?coll=chi-business-hed

Housing analyst David Seiders told Chicago-area builders Thursday that the federal estimate of 3.5 million homes for sale at the end of 2006 is "grossly understated."

"Cancellation rates more than doubled between the end of 2005 and the end of 2006, meaning that net sales for the year nationally may be down 65 percent."

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601039&refer=columnist_baum&sid=aFll0Y8wJuVQ

 


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