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モトカレは嫉妬しないのかな

2020-07-04 06:40:07 | 日記
古い時代を知るおいらとしては、ずいぶんと驚いたものだ。
あの無印良品の良品計画とローソンが提携したそうだ。
提携は、むろんローソン店舗で無印良品の商品を販売するためのものだ。
そんなニュースへの雑感です。

◆良品計画とローソンが提携
 たしか、最近まではファミリーマートで無印良品を販売していたはずだ。
 そしてそれは、歴史的な事情による。
 大元は衆議院議長も務めた提康次郎の創業した西武グループに源流を為す。
 その西武グループが、清二・義明の世代に流通グループと鉄道グループに分かれた。
 その堤清二率いる西武流通グループの総帥が西武百貨店だった(現在は7&Iグループ)。
 その西武百貨店から生まれスピンアウトしたのが西友だ(現在はウオルマート)。
 さらに、その西友から生まれたのがファミリーマート、次いで良品計画だ。

 西武百貨店は、子会社である西洋環境開発の負債で、当時の第一勧銀との手打ちでなんとか倒産を免れたが結局は身売りした。
 西友は、子会社である東京シティファイナンスの負債で同じく第一勧銀との協議で、ファミリーマートを売却した。
 ファミリーマートは、伊藤忠商事が購入した。
 さらに、良品計画の株も大部分が売却され、その一部を三菱商事が購入した。
 西友自身は住友商事の出資を受け入れたが、結局は売却されウオルマートとなった。

 ということで、当初は親子だったり兄弟だったりしたものが、資本の論理で今では他人となったわけです。
 なので、無印とファミマが疎遠となったのは、時代の流れと思ったのですが、
 それがローソンとのお付き合いとなると心がざらつくものです。
 なお、良品計画は独特の利益確保の考え方(自社の粗利)があり、これがローソンにとっての将来的な危惧かもしれません。
 それもあって、並行協議のセブンイレブンは手を引いたようです。
 まあたしかに、驚きましたが、末永くお付き合いをしていただきたいものです。

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