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松無古今色

2024-05-09 06:32:29 | 日記

難しそうな言葉だ、仏教の言葉らしい「松無古今色:まつにここんのいろなし」。

本職はイラストレーターだという、田中ひろみさんに教わった。

 

◆変わらないこと

 松は四季を通じてずっと緑の葉を茂らせていて、葉の色がときを経ても変わることがないという意味だそうだ。

 「松樹千年翠:しょうじゅせんねんみどり」とほぼ同義だ。

 だから松には、その有様から「平等・不変」を意味するともいうらしい。

 どんな時代を経ても不変であるというのは、心に感ずるものもありそうだ。

 

 新しい文化や技術が次々と現れる現在だ。

 電話はスマートフォンになったし、メタバースなんてのも出てきた。

 時代の流れについていくのは大変だが、変わらないものや変えてはいけないものも多いはずだ。

 今旬の話題の紫式部の生きた平安時代でも、恋愛関係は当然にあったし、人の好き嫌いもあったようだ。

 家族や友人との関係、恋愛等は、情緒的価値とでも言うのだろうか、

 たとえ時代が移り変わったとしても、そういう変わらないものを大事にしたいものだ。

 

 なお、「竹有上下節:たけにじょうげのふしあり」が前述の語に続けば、

 こちらは「差別・区別」を意味するもので、続けて味わえば、変わるものも変わらないものもあり、

 そんな中で、さて自分自身はどう生活していくべきなのかと、考えてみるのもいいのかもしれませんね。

 

 


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