たしか幸田露伴のご息女だったと思う、随筆家の幸田文(こうだあや)。
そんな女史のこの言葉は、かろうじて同じ時代を生きたおいらの心に響く。
◆老いの(一人)暮らしでは 不自由ない程度にしか持たぬのが 気持ちが軽やかで毎日の家事が楽です
おいらもいつの間にか、身辺の整理とか終活を意識する身となった。
それでも、「もったいない」という言葉を聞きながら育った身だから、モノひとつ捨てられない。
身を削られるような思いがして、断捨離は進まないものです。
しかし、よくよく考えてみれば、モノは少なければ少ないほど心が豊かになっていくものかもしれません。
女史の言葉は、そんなことを教えてくれます。
→現在の延長で考えるから捨てられないのかもしれません。
そうではなく、ゼロベースでスタートし、そこから必要なものだけを持つ、と考えるべきなのかも。
そのことで、持たぬが軽やかを実感できるのかもしれませんね。
それでも難しいが。
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