元気の溌溂たる状態で人生に生きることこそ、一番必要なのである。
と説いたのは、中村天風師だ。
◆元気の「気」が、大宇宙のパワーを呼び込む
朝、師は「おはよう」と声を響かせる、続けて「元気か」と問う。
体調はどうかとか、気分はどうかとは点検しない、それだけであったはずの元気がなくなってしまうからだ。
もたもたしてはいけない。
「元気です!」と返答することだ、そのとたん身体に不思議なほどの元気が沸き上がるものだ。
これこそが、力の結晶なのだ。
元気が直ちに先天の気を呼び寄せるのだ。
元気の気がさく裂し、大宇宙の気を引き込んでくれるのだ。
つまりは、元気が元気を呼び込むということだ。
大いなる気は、病を吹き飛ばし、不運を跳ね飛ばす。
健康や運命に関係なく、いつも元気でいられるのが人間であり、それが運命を拓くのだ。
健康や幸運が揃わないと元気でいられないのではなく、人は自分の意思でいつも元気を保つことが出来るのだ。
→そうかそうか、それで運命が拓けるのならば、たとえそれがカラ元気であっても、
元気よく生きていきたいものですね。