11月4日(火)・5日(水)・6日(木)は光が丘公園。ワンダーキッズの「空とぶ魔法のフシギダネ」は、毎年「空とぶ魔法の種さがし」と「空とぶ種の模型作り」の2回に分けて開催しています。
今回は「スズメバチと記念撮影」から!? 昔はよくやっていたんだけれども、ワンダーキッズでは何年振りかな? 2日の「ミツバチの話と蜂の子の試食会」の際に、オオスズメバチのオス蜂を2匹もらってきたので、さっそく使わせていただきました。
駐車場に着いたら、子どもたちには「オオスズメバチだよ」としか言わず、まずはシートにとまらせます。2枚の写真はその時のもの。そうそう、こんな状況になったら、とりあえずフリーズするのが正解ですね!? なんだかVサインしているのか、ホールド・アップしているのかわからない子どもたちもいますが、たまたま車中に飛びこんできた蜂に刺される事故も意外と多いようです。
「大丈夫だよ。刺さないから。でも、どうしてだと思う?」
まずは「小学生ならわかるでしょ~」クイズ!?
「これはやさしいハチだから、そっとつかめば大丈夫。」とか、
「たか爺が針を抜いちゃったから。」とか、
まあ、子どもたちの答えはだいたいこんな感じですが、大人だって意外と知らないものなので、これは仕方ありませんね。
スズメバチの毒針は産卵管が変化したものなので、オスにはありません。刺したくても刺せないわけです。怖そうに見える口も噛む力は弱くて、噛まれても全然痛くない程度。
というお話をしたあとには、1人ずつ実際にオオスズメバチをつかんでもらって、「スズメバチと記念撮影」ですよねぇ~。
イチョウ並木でも記念撮影。池のオナガガモたちも数が増えてきました。
「さて、何種類のカモがいるでしょうか?」
池でも「小学生ならわかるでしょ~」クイズです。正解はカルガモとオナガガモの2種類ですが、「3種類」と答えた子はちゃんとよく観察してみた子ですね。オスとメスを2種類としてカウントしているだけです。よく見もしないで適当な答えを大声で言っていた子は、ただのお調子者…。
風散布の「空とぶ魔法の種さがし」は、カエデの仲間の園芸種のオオサカズキ(大盃)からスタートです。生きもの係の発表のため、クラスの子の人数分の翼果を集めていた子もいました。
もちろん、種とばしも。
このルート上にあったムクゲは、実が生らないほど枝打ちされてしまっていて残念…。
「ウニの海」ではお決まりの「ウニぃ~!」です。ただし、人に投げつけるのは厳禁ですね。チカラシバは動物付着散布の「くっつきむし」なので、靴下にくっついちゃうとちくちくと痛くてねぇ…。
ススキにからみついていたツルマメの鞘もねじれて、種が顔をのぞかせていました。こちらは自分で種をはじき飛ばす自動散布です。
小枝と葉っぱ付きのまま風に舞う、ケヤキの種集めと種とばし。
クマシデです。舞わぬなら舞わせてみせようフシギダネ!? 子どもたちは「種のシャワー」で大騒ぎです。
アカシデも。
松のこも巻きでも、「小学生ならわかるでしょ~」クイズです。でも、なんだかみんなトンチンカンな答えだったなぁ…。マツカレハの幼虫たちを集めて越冬させ、春に幼虫ともども燃やして駆除するわけですが、マツカレハの天敵のクモやヤニサシガメたちも集まってきてしまうので逆効果!? 現在は行われていない場所もあるようです。
ヒマラヤスギの松ぼっくりもばらけて落ちはじめ、「ヒマラヤスギのバラ」を見つけていた子どもたちもいました。
もうすぐに暗くなっちゃうので、あとは伐採された木にまたがってみたり、切株で「自由の女神」だったり、落葉のかけっこだったり。まあ、自由に遊んでもらえればいいですね。