ミャンマー・日本語学校ブログ

ミャンマーでの生活、教育、ビジネスなど
ヤンゴン在住12年の作者がお届けします。

サッカーGRAND ROYAL CHALLENGE CUP 08

2008年11月11日 | イベント・行事

11月11日から21日まで、トゥワナ競技場においてサッカーの国際試合が行なわれている。

出場チームはミャンマー、マレーシア、インドネシア、ベトナム、韓国、バングラデシュの6カ国を代表するチームである。

GRAND ROYALというのはミャンマーのウイスキーメーカーで、ミャンマーの一民間企業がこのような大きな国際大会が開けるほど力をつけてきたという証になる。

他のスポンサーとして、
エアーバガン(ミャンマーの民間航空会社)、カンボーザ銀行、アルパイン(飲用水のメーカー)、CALSOME(麦芽飲料のメーカー)、レーザー(歯磨き粉のメーカー)、ゴジラ(蚊取り線香)など今、ミャンマーで元気な企業で占められている。

こちらのほうも大いに盛り上がることが予想される。

ところで、この写真のように最近、広告のデザインがとても上手になったと思う。
登場している人物(モデルさんだと思われる)も表情が生き生きとしているし、ポーズの決め方もバランスが取れてよい。
色のデザイン構成も文句のつけようがなく、全体的にうまくまとまっている。

しかし、同じ雑誌内の他の広告ではまだまだ技術が足りないもの(色使いがおかしい、写真のとり方が下手)もたくさんある。

広告デザインコンテストが開かれると面白いと思う。

コンサート情報

2008年11月11日 | イベント・行事

明日11月12日はダザウンモン満月の祭日で仏教徒にとって特別の日となる。

パゴダ参りの後はコンサートというわけで、ヤンゴン市内各地で芸能人たちによるコンサートや青空市場、お祭りが行なわれ賑やかな一日となる。

写真看板は今、流行のHIP HOPのコンサートで、サイサイカウンラ、イェーレーなど若者に大人気の歌手が登場する。

コンサートの場所はカンドージー湖内のステージで、公園内では他にもさまざまなイベントが開かれ、大混雑になることが予想される。

この日に食べると一生病気にならないと言われるメザリープーも販売される。

バングラデシュとの領海問題

2008年11月11日 | ミャンマーでの生活

先週の7日付けの国営新聞、今週のジャーナル誌などで大きく取り上げられるようになった。

ヤカイン州のバングラデシュ寄りの沖合いに設定した天然ガス、石油の採掘鉱区(AD-7、地図の赤い部分)は現在、韓国企業(大宇インターナショナル)が試掘している段階であるが、今になって隣国のバングラデシュがこの区域は自分(バングラデシュ)の領海であると主張してきた。

昨日(11月10日)発行のWEELKLY ELEVEN ジャーナル誌によると、11月1日、ヤカイン市沖のAD-7鉱区で天然ガスの試掘中だった船舶と護衛船に対して、バングラデシュから戦艦1隻が近づいて来て、「ここはバングラデシュの領海内だから、試掘作業を直ちにやめて立ち去るように」と要求があったが、ミャンマー側は「ここはミャンマー領である」ことを主張した。

その後、11月3日に同じ場所に今度はバングラデシュの戦艦4隻がやって来て、「ここからすぐに立ち去らなければ、無用なトラブルを生むことになる。」と警告してきたという。

先月、ミャンマー政府の代表団がバングラデシュを訪問したとき、バングラデシュ政府はミャンマーから天然ガスを買いたいという意向を伝えてきた。

ミャンマー政府からはバングラデシュに販売することができないこと、理由として、ミャンマー沿海で採掘している天然ガスはタイと中国に売る契約をしていること、などを説明したという。

地図のような鉱区の設定はもう20年前からなされたもので、AD-7鉱区は2005年の競争入札で韓国企業が受注し、2007年から探査作業が始まり、2008年9月から試掘が始まった。

地図を見る限りではどう見てもミャンマー領海内であることは確かであるが、国際法上の領海の定義はどうなっているのだろうか。

多分、バングラデシュ沖のミャンマー領海近いところにバングラデシュ領の島があるのだろう。

そこを起点にするとA-7鉱区に近いことから自分の領海であると主張しているのだと想像できる。

国際法があっても、世界では常に領海(領土)をめぐって紛争が起きている。(日本もしかり)

この問題が円満に解決してくれればよいが.....