ミャンマー・日本語学校ブログ

ミャンマーでの生活、教育、ビジネスなど
ヤンゴン在住12年の作者がお届けします。

ウエディングフェアー

2008年11月09日 | イベント・行事

「DREAM WEDDING FAIR 2008」がチャトリアムホテル(旧日航ホテル)で行なわれた。

ミャンマーでも最近ウエディングビジネスが盛んになってきている。
会場は観客でぎっしり満員だった。

7年前に自分たちの結婚式もここでやったので、懐かしくなった。

当時はまだウエディングビジネスもなく、ドレスを借りるにも今のように豪華で綺麗なデザインはなく、仕方なくオーダーメイドを頼むしかなかった。

スーレーパゴダからバスで1時間離れたインセイン町にあるカレン族の人たちがたくさん住んでいる地区のドレスメーカー(といってもただの民家だが)まで何回か足を運んで3ヶ月がかりでやっと完成した。

しかし、デザインをドレスメーカーの人に任せてしまったのがいけなかった。
出来上がった衣装は綺麗なのだが、すごく地味で華やかさが足りなかった。
完成したのが結婚式の1週間前だったので、本当に焦った。

そこでオーダーメイドの方は教会での結婚式に使うことにし、披露宴用のものを急遽、妻の遠い親戚の人から借りることにした。

インセイン町に住むその親戚の人の家へ行き、お蔵入りしていたドレスを出してもらったところ、本当に綺麗で豪華なウエディングドレス(大きな花の刺繍が入っている)だったので二人で大喜びした。

しかし、その喜びもつかの間、約束した結婚式前日に借りに行ったところ、「やっぱり貸すことができません。」との冷たい返事。
(貸すことができない理由は未だに不明のまま。)

妻は大ショック、半べそ状態だった。(結婚式はもう翌日に控えている。)
しかし、自分はあきらめなかった。
もう一度市内の貸衣装屋を探し回ったところ、一軒だけウエディングドレスを貸す店が見つかった!

その店に入ったときはもう午後4時半を過ぎ閉店時間ぎりぎりだった。

慌てて探し店の中に飾ってあった衣装の中から一番豪華なものを選んで決め、レンタル料を払うとそのまま衣装を持ち帰った。

その店の人に言われた。

「結婚式前日のしかも閉店時間ぎりぎりで借りに来たお客さんはあなたがたが初めてですよ。」