ミャンマー・日本語学校ブログ

ミャンマーでの生活、教育、ビジネスなど
ヤンゴン在住12年の作者がお届けします。

蚊帳ではなく「蚊家」

2008年11月05日 | ミャンマーでの生活

どうも自分は蚊帳(かや)とは相性が悪い。

ミャンマーでは蚊に刺されることはよくあることだが、マラリア、デング熱など病気の原因になるので蚊に刺されないように注意しなければならない。

就寝中、蚊から身を守るために一番有効な手段は蚊帳である。
しかし、自分は蚊帳がどうしても好きになれない。

なぜかと言うと、

1.何だか狭い檻に入れられているようで狭苦しい感じがして落ち着かない。
2.風の通りが悪く、扇風機の風が入らない。蚊帳の中は蒸し暑く感じる。(実際に外より暑い!)
3.トイレに行くとき、いちいち蚊帳を上げたり下げたりするのが面倒。

こういう理由で蚊帳を使わないで、蚊取り線香をいつも使っていたのだが、最近、咳がよく出るようになり、原因として蚊取り線香の煙が考えられるということで、ついにカミさんに無理やり一人用の蚊帳に閉じ込められてしまった。

ある深夜、眠っているときどうも足や腕の複数の箇所がかゆい。
これは夢かなあ?と夢を見ながら考えているうちに、「これはどうしてもおかしい。」とぱっと目を覚ますと、夢ではなく本当にかゆかった。
それも体中、何十箇所も刺されていて、かゆくてたまらない。

そこで灯りをつけてみると、いるわいるわ。
数えてみると何と31匹も蚊がいた。

たぶん、自分は寝相が悪いので、体の一部が蚊帳からはみ出し、出来た隙間から蚊がどんどん入ってきたのだろう。

これでは蚊帳ではなく、「蚊家」である。
ここにいる蚊、全部に血を吸われたのかと思うと寒気がしてきた。

そこで一匹ずつ退治することに。
蚊帳の中にいる蚊は出口がないので逃げることができない。

血をお腹一杯に吸って体が重くなっている蚊(メス蚊)は動きが鈍く、面白いように簡単に手で潰すことができた。

手でパチン、パチンとする度に、真っ赤な血が手のひらに残る。

全部で5ミリリットルくらい吸われたかな?