ミャンマーの人たちとは長い付き合いになるが、いつも「すごいなあ」と感心することがある。
それは、外国映画を字幕がなくてもストーリーがわかるという特技なのだ。
カミさんも幼いときから、字幕なしで外国映画を見ているから、全部ストーリーを理解することができる。
登場人物の関係(例えば、両親と子の関係はもちろん、甥、姪⇔叔父、叔母という複雑な関係、さらには腹違いの兄弟、姉妹というのもわかるらしい。)
日本人は外国映画なら字幕付きか吹き替えでなければ見る気がしないだろう。
以前、カミさんが大好きなインド映画を見に行ったことがあった。
インド映画は休憩なしで3時間とものすごく長い。
映画が始まって30分でもうストーリーがさっぱりわからなくなり、つまらないのと疲れが溜まっていたので居眠りしてしまい、目が覚めた頃にはもうラストシーンだった。
カミさんによるととても面白かったそうだ。
しかし、最近はミャンマー語の字幕付の映画が多くなった。
このミャンマー人の特技も廃れていくことだろう。