OL主婦の小さな幸せ。

日々の出来事や小さな幸せ、お出かけ、身近なエコ、環境問題、フェアトレード、鳥のこと、アロマなどを綴っています。

仮想水(バーチャルウォーター)

2008年08月12日 | 環境問題・水
たまに「環境goo」を漠然と読んでみたりします。
気になる言葉があったり、何かの数値が知りたい時に便利。

今回は仮想水(バーチャルウォーターについて。

日本は多くの農産物を輸入しているが、輸出国では栽培のために水が消費されており、それを仮に国内で栽培しようとすると多くの水、すなわち仮想水が必要となる。この、農産物の輸入によって日本が節約できた水資源を仮想水と呼ぶ。…食パン1斤ができるまでに必要な水は500~600リットル、ステーキ200グラムが食卓に届けられるのに必要な水は、約4000リットル環境goo解説より)

つまり、他国から輸入した穀物・肉・大豆その他を、仮に自国内で作るとした場合、必要となる水のこと。間接的に水も輸入しているということです。

ステーキ200グラムで4000リットル・・2リットルのペットボトル約2千本分
食パン1斤は500~600リットルかぁ・・・それでもそんなに。

肉はハンパない水を必要としますね。飲み水だけでなく、エサとなる飼料の栽培にも水が不可欠だし。
中でも牛・豚・鶏の中では牛肉は群を抜いて、膨大な水が使われているそうです。
よく例えられるのが牛丼。並盛1杯に風呂10杯の水が必要らしい

ちなみに仮想水の総輸入量は約640億立方メートル/年
と推計されているので、これは日本国内での総水資源使用量約900億立方メートル/年の3分の2程度にあたります。
日本は水の国だと思っていたけど、総使用量の3分の2も輸入(間接的に)しているのですね。

それだけ大量に他国の水をも消費しているということ。
栽培地・産地からはそのぶん水が失われていく。
世界では、水に関わる紛争や貧困もあるというのに。

先日記事にした、自給率が40%台になったという話。
国産の物を買うということは、「輸送によるCO2削減・国内農家を応援・私たちの安全性の問題」などだけではなく、水環境の問題においても大きな課題なんだと思いました。


コメント (4)
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