◆◆ ここからはQ&A
今回は質疑応答の内容です。
Q.五つの行事参加に参加しないとクビ。これに関する想いは?
A.
①入社式
弟、妹が入ってくるのにこない人は一緒に働けない
②旅行
二泊三日のキャンプ
※この日は説明がなかったが、現地で自由行動というダラダラしたものではなく、常にみんなで一つの目標を追っている。たとえば、一番大きなタコを捕まえた人に一日休みを与える。など。
だから、キャンプに何回行ったということは、何回、共通の目標・思い出を得たということ。
③運動会
店の先輩・後輩に対する応援がすばらしい
④ボランティア クリスマスイブの孤児院の訪問(タイガーマスクプロジェクト)
売上の0.02%を寄付している
誰のためにがんばるか?
人のためにがんばるという意識が大切
⑤12月30日の忘年会
31日は休まないと1日にみんなは家族と一緒にいられない。
その前日は一緒にいて。
※ここでは、一年の振り返りのビデオを見たり、施設からのお礼の手紙を読んだ
りということをしているので、感動の共有の場にほかならない。
※各行事の意味を私も常々考えていたが、①は、縦(先輩から後輩)へ愛を注ぐ場、④は社外へ愛を注ぐ場、③④は横、斜めに愛をやりとりする場、⑤は愛の再確認の場と解釈しました。敬愛を中心に考えるとそれぞれに意味があり、はずすことは、愛の欠落を意味すると考えたりしています。だらしない人が多い業界なのでケジメがいると解釈した人もいるそうです。
このきまりを『ゴールデンルール』といいます。
ノブさんたちは、
○○を破ったらクビ
と自分たちで増やしているということです。
良いことは強制してもいい。やらないと良さをわからない。
ルールがあるから人は育つ。
こんな話も出てきました。
Q.コミュニケーションのとり方が下手だが、どうしたらよいですか?
A. ★『感動を共有する量を増やす』
寺子屋という読み合わせをしている。
プロジェクトXや情熱大陸を一緒に見たりもする。
『同じ価値観を持つ部分が増えてくる』と必然的にコミュニケーションがとれてくる。
自分の都合でコミュニケーションをとるのではなく、月に二回など、コミュニケーションをとることを決めておく(公開しておく)。→相手にも都合がある。
社員とは定期的に食事をともにしてコミュニケーションをとっているが、そこでは、一回のカットの代金(五千円)と同じ料金のものを食べにいったりして、自分たちのサービスの価値を客観的に認識したりしている。
Q.暗黒の成果主義から抜けるには
A.
①評価基準を『少しずつ』変える
MVPは天使の仕事をした人。
『評価基準がCS・ESに向いていること』
全部をこれに変えると業績が落ちるので何割かをそれに向ける。
(2~3割)
②いい事例をシャワーのようにあびせかける
いい話を毎日きいていると少しずつ変わってくる
Q.お客様の情報をどうやって引き出しているか?
A.『お客様を好きになる』 → 関心をもつと知りたくなる
カウンセンリングシートも作っているが、カルテのあるなしより、これの方が大切
。
ブロックスの映像は「ベース」
これを見て、どうしてできるのかを考える。
どうしてできるのか、「見えない部分に想いをはせる」
初めての人は好きになりにくく、付き合えば付き合うほど好きになれるので関心を
持ちやすい。
<大久保さん>
好きになるレベルを高めることが大切
Q.業績の上がらない人はどうするか
A.クビ(ゴールデンルール違反)以外はやめさせない
業績の落ちた人をやめさせないために逃げ場をつくってあげる。
今のバグジーがあるのは、この人達ががんばってくれたおかげもある。
業績が上がらないのは、自分たちの使い方が悪いので守る。
抵抗勢力もいた。
師、北川八郎氏のアドバイスで気づく。
「左手を使いなさい」
左手を使うと右手は休めるので喜ぶ。左手は主役になれるので喜ぶ。
光を当てると活躍し、右手になる。
抵抗勢力は自分が左手(使いにくい)と思い、距離を置いていた人。
この距離を置いていた人を是非使うこと。
燃えない人はいない。それは燃やす人の力不足。
濡れているからダメ、ではなく、水を飛ばすほど力量を上げること。
これで、自分は成長する。→ 相手を責めず、自分に焦点を当てる。
Q.お客様のために何でもやっていいと言うが、やりすぎることは?
A.好意でしたことは、好意で帰ってくるので、悪い事例はあまりない。
・どんなことも受け入れる。
「そりゃまずかったねー」と言うとしらける。
・経理を公開していることも有効
共有されていれば、無謀な使い方をしない。
入社式の後の合宿にはやる気と電卓だけ持参。
新人も売上計算に参加しているので、この場で共有が図られる。
<大久保さん>
ノブさんは、縦・横・斜めの数字が全部頭の入っている。
それぐらいできないと店長はできないとサラリと言ったとのこと。
(税理士からみてもすばらしい話です。)
Q. (スミマセン、メモに夢中で聞き逃しました)
A.AからCに変わるのに一年かかった
・Cになれたのは、桶の水を箸でかき回すがごとくあきらめなかったから。
・出会いに恵まれたことも確か。
(※久保さんの言葉を借りるなら見ようとしたから見えたものがあり、求めたか
ら得られた縁があると思います。)
・凡事徹底 ・・・ 人を動かすにはこれ。背中を見せる。
・いい人のフリをしていたら、本当にその気になってきた。
◆◆ 感謝
良い質問をしてくれた方々のおかげで、よい気づきがありました。
ディスカツションの際に課題を口にしていたとなりの席の方も、質疑応答を聴いていて、「答えの一つがみつかった」と言っておられました。ディスカッションで課題を明確にするという同友会方式は、ここでも功を奏したようです。
珠玉の四時間を共有してくれたみなさんに感謝します。
◆◆ アフターファイブ
フォーラムのあとの懇親会もすばらしかったです。
となりの席に大久保さんがすわり、いろいろ聴けました。
大久保さんが動いたと思ったら、久保さんがそこに来てくれました。
そこで、またまた、いろいろ聴けました。
お店はDOIT!でも紹介されているかぶらやグループさんのお店CHINA5゜です。グループの社員の燃脇さんも、フォーラムに参加していて、懇親会の場をしきってくれました。そこでは、取材企業と大久保さんの係わり方など、普段耳にできないことも聴けました。
向かいの席に座ったのは一宮の稲葉さんという理容師さん。極悪Aの時代の久保さんを知っている方でした。
経営品質の勉強でお世話になっているブラザー工業の方も一緒でした。
ラッキー・ラッキー・ラッキー。
ここでの二時間も珠玉の時間でした。
何もかもに感謝です。
今回は質疑応答の内容です。
Q.五つの行事参加に参加しないとクビ。これに関する想いは?
A.
①入社式
弟、妹が入ってくるのにこない人は一緒に働けない
②旅行
二泊三日のキャンプ
※この日は説明がなかったが、現地で自由行動というダラダラしたものではなく、常にみんなで一つの目標を追っている。たとえば、一番大きなタコを捕まえた人に一日休みを与える。など。
だから、キャンプに何回行ったということは、何回、共通の目標・思い出を得たということ。
③運動会
店の先輩・後輩に対する応援がすばらしい
④ボランティア クリスマスイブの孤児院の訪問(タイガーマスクプロジェクト)
売上の0.02%を寄付している
誰のためにがんばるか?
人のためにがんばるという意識が大切
⑤12月30日の忘年会
31日は休まないと1日にみんなは家族と一緒にいられない。
その前日は一緒にいて。
※ここでは、一年の振り返りのビデオを見たり、施設からのお礼の手紙を読んだ
りということをしているので、感動の共有の場にほかならない。
※各行事の意味を私も常々考えていたが、①は、縦(先輩から後輩)へ愛を注ぐ場、④は社外へ愛を注ぐ場、③④は横、斜めに愛をやりとりする場、⑤は愛の再確認の場と解釈しました。敬愛を中心に考えるとそれぞれに意味があり、はずすことは、愛の欠落を意味すると考えたりしています。だらしない人が多い業界なのでケジメがいると解釈した人もいるそうです。
このきまりを『ゴールデンルール』といいます。
ノブさんたちは、
○○を破ったらクビ
と自分たちで増やしているということです。
良いことは強制してもいい。やらないと良さをわからない。
ルールがあるから人は育つ。
こんな話も出てきました。
Q.コミュニケーションのとり方が下手だが、どうしたらよいですか?
A. ★『感動を共有する量を増やす』
寺子屋という読み合わせをしている。
プロジェクトXや情熱大陸を一緒に見たりもする。
『同じ価値観を持つ部分が増えてくる』と必然的にコミュニケーションがとれてくる。
自分の都合でコミュニケーションをとるのではなく、月に二回など、コミュニケーションをとることを決めておく(公開しておく)。→相手にも都合がある。
社員とは定期的に食事をともにしてコミュニケーションをとっているが、そこでは、一回のカットの代金(五千円)と同じ料金のものを食べにいったりして、自分たちのサービスの価値を客観的に認識したりしている。
Q.暗黒の成果主義から抜けるには
A.
①評価基準を『少しずつ』変える
MVPは天使の仕事をした人。
『評価基準がCS・ESに向いていること』
全部をこれに変えると業績が落ちるので何割かをそれに向ける。
(2~3割)
②いい事例をシャワーのようにあびせかける
いい話を毎日きいていると少しずつ変わってくる
Q.お客様の情報をどうやって引き出しているか?
A.『お客様を好きになる』 → 関心をもつと知りたくなる
カウンセンリングシートも作っているが、カルテのあるなしより、これの方が大切
。
ブロックスの映像は「ベース」
これを見て、どうしてできるのかを考える。
どうしてできるのか、「見えない部分に想いをはせる」
初めての人は好きになりにくく、付き合えば付き合うほど好きになれるので関心を
持ちやすい。
<大久保さん>
好きになるレベルを高めることが大切
Q.業績の上がらない人はどうするか
A.クビ(ゴールデンルール違反)以外はやめさせない
業績の落ちた人をやめさせないために逃げ場をつくってあげる。
今のバグジーがあるのは、この人達ががんばってくれたおかげもある。
業績が上がらないのは、自分たちの使い方が悪いので守る。
抵抗勢力もいた。
師、北川八郎氏のアドバイスで気づく。
「左手を使いなさい」
左手を使うと右手は休めるので喜ぶ。左手は主役になれるので喜ぶ。
光を当てると活躍し、右手になる。
抵抗勢力は自分が左手(使いにくい)と思い、距離を置いていた人。
この距離を置いていた人を是非使うこと。
燃えない人はいない。それは燃やす人の力不足。
濡れているからダメ、ではなく、水を飛ばすほど力量を上げること。
これで、自分は成長する。→ 相手を責めず、自分に焦点を当てる。
Q.お客様のために何でもやっていいと言うが、やりすぎることは?
A.好意でしたことは、好意で帰ってくるので、悪い事例はあまりない。
・どんなことも受け入れる。
「そりゃまずかったねー」と言うとしらける。
・経理を公開していることも有効
共有されていれば、無謀な使い方をしない。
入社式の後の合宿にはやる気と電卓だけ持参。
新人も売上計算に参加しているので、この場で共有が図られる。
<大久保さん>
ノブさんは、縦・横・斜めの数字が全部頭の入っている。
それぐらいできないと店長はできないとサラリと言ったとのこと。
(税理士からみてもすばらしい話です。)
Q. (スミマセン、メモに夢中で聞き逃しました)
A.AからCに変わるのに一年かかった
・Cになれたのは、桶の水を箸でかき回すがごとくあきらめなかったから。
・出会いに恵まれたことも確か。
(※久保さんの言葉を借りるなら見ようとしたから見えたものがあり、求めたか
ら得られた縁があると思います。)
・凡事徹底 ・・・ 人を動かすにはこれ。背中を見せる。
・いい人のフリをしていたら、本当にその気になってきた。
◆◆ 感謝
良い質問をしてくれた方々のおかげで、よい気づきがありました。
ディスカツションの際に課題を口にしていたとなりの席の方も、質疑応答を聴いていて、「答えの一つがみつかった」と言っておられました。ディスカッションで課題を明確にするという同友会方式は、ここでも功を奏したようです。
珠玉の四時間を共有してくれたみなさんに感謝します。
◆◆ アフターファイブ
フォーラムのあとの懇親会もすばらしかったです。
となりの席に大久保さんがすわり、いろいろ聴けました。
大久保さんが動いたと思ったら、久保さんがそこに来てくれました。
そこで、またまた、いろいろ聴けました。
お店はDOIT!でも紹介されているかぶらやグループさんのお店CHINA5゜です。グループの社員の燃脇さんも、フォーラムに参加していて、懇親会の場をしきってくれました。そこでは、取材企業と大久保さんの係わり方など、普段耳にできないことも聴けました。
向かいの席に座ったのは一宮の稲葉さんという理容師さん。極悪Aの時代の久保さんを知っている方でした。
経営品質の勉強でお世話になっているブラザー工業の方も一緒でした。
ラッキー・ラッキー・ラッキー。
ここでの二時間も珠玉の時間でした。
何もかもに感謝です。