某ファンサイト管理人の音楽随想記

ジャンル縦横無尽の音楽コンシェルジュ。知っておきたい名曲・アーティスト満載。全音楽ファンに捧げるちょい濃い目のBlog!

「きみの道を見てごらん」-レ・コリストより

2008年01月20日 | ♪スペシャル


「きみの道を見てごらん」-レ・コリストより
(映画/日本タイトル「コーラス」より)

(Vois sur ton chemin-Les Choristes)
2004年 フランス

 

涙、涙、また涙の名画です。
そして
涙、涙、また涙を誘う名曲です。
※↑下記の本からちょっと引用です~(^^;

「ポップ・フランセーズ名曲101徹底ガイド」
向風三郎氏著

今年最初の記事でご紹介しました「ポップ・フランセーズ名曲101徹底ガイド」/向風三郎氏著(注:表紙のイラストの軽さに惑われてはいけませんよ~。中身は濃いですから)は、音楽だけでなくそれにまつわる社会や人間の営みが多次元に描かれている事は先回書きました。ポピュラー音楽と社会との密接な繋がりを詳細に描写されていて、ポピュラー音楽の背景を多次元に見せてくれる素晴らしい本です。私は今時間を見つけて再読中です(^^) ~。それはまたおいおいと言うことで・・・

でもこの本を読んでいて実はも盾もたまらず見たくなった映画がありました246ページの2004年項のこの曲であり、その映画です。この曲を聴きながら、ほんの数行のあらすじを読んだけで私は泣いてしまったのです。見たこともないこのラストシーンを想像だけなのですが・・・。この映画、日本では「コーラス」と言うタイトルで公開されました。そう言えば当時この映画に興味を持ったもののそのままになっていた事を今回思い出しました・・・(^^;。そして今日レンタルで、明日からの仕事のことも顧みず見てしまったのでした(^^;

こんな名画を見ていなかった私は
なんて愚かだったんでしょう・・・!!!

本当に素晴らしい映画です。もし私の言葉が信じられない方はAmazonのこのDVDの感想を見てください(ちょっとネタばれがあるかもしれないのでご注意ですが)。フランスに興味がない方でも・・・、いや何となくあまりフランス映画が好きじゃなかった方こそ是非ご覧になってください!

最近、本当にどーしようもない最近のハリウッド映画や少年・少女マンガの延長のような日本映画に失望していた私も、この映画を見て「映画」にまた期待をする事ができました(ちょっとエラソーですみません(^^;。またどのコマも本当に美しい映像、心を描く絶妙なカメラの動きやアングル、そして何より人間とそのドラマがきちんと描かれていました。最近のハリウッド映画のような、感動を狙いすぎた感がなくナチュラルなので、見終わった後また繰り返し見たくなる映画です。最近のハリウッドだと例え感動があったとしても味付けが濃すぎるせいか連続では見たくなりませんからね~・・・。
※これは余談ですが、俳優陣、特にジェラール・ジュニョなんかの衣裳のセンスがさげなくとても良かったです~。物語の舞台とは別に、全編に衣裳から気品が漂っているように感じました。

こんな感動的な映画が制作されて、またそれが大ヒットしたフランス。最近のフランスから届くニュースはいろんな社会の軋みを伝えるものばかりでちょっと心配したりしていましたが、こんな映画を見て底力を改めて感じました(^^)。

もし私のようにこの映画のことを今まで知らなかったあなたっ!ハリウッド映画に無駄金を注ぐくらいなら、だまされたと思ってこの映画を見てください。絶対泣けます。泣きます。そしてきっとまわりの人間が皆愛おしく見えてくると思いますヨ(その効果の持続期間は貴方次第ですが(笑)

それにしてもジェラール・ジュニョって本当に魅力的な俳優さんでした。人間てこんなに豊かに表情があり、また演技できるものなのですね~。また彼は中年の男性ですが、思わず抱きしめてあげたくなるような?魅力的な人間像でした。

私の持論は「イケメンに頭の良さげなヤツはいない」なのですが・・・(^^;。思えば世の中の女性は大方イケメンに傾きがちのようですが、ちょっと人間を長くなっている私から言わせて頂ければ、通常イケメンと呼ばれない地味な男性の方が女性を幸せにできるヤツが圧倒的に多いような気がします。もっともこんな言葉に素直に従うような女性はそもそもイケメンに惹かれたりしていないかっ。余計なお世話でしたね(笑)。


ちなみにこんなCDも出てましたよ(^^)。

オリジナル・サウンドトラック コーラス
ブルノ・クーレ
ワーナーミュージック・ジャパン

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コーラス メモリアル・エディション [DVD]

角川ヘラルド・ピクチャーズ

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ポップフランセーズ 名曲101 徹底ガイド フランスは愛と自由を歌い続ける (CDジャーナルムック SUPER Disc SELECTION)
向風 三郎
音楽出版社

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サン・マルク少年少女合唱団のリサイタル
ロッシーニ,ビボー,サンシェ,ヘランド,カッチーニ,メンデルスゾーン,フォーレ,ウェッバー,ヘルベック,ラター
ビクターエンタテインメント

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お誘いはありがたいのですが・・・ (管理人)
2008-01-23 20:02:17
池田様
今回のお誘い、嬉しく光栄です。

実はこのようなお誘いはメールでもたまに頂く事があるのですが、でも営利目的で記事を書くことは、せっかくこのBlogに来てくださっている方々への重大な背信行為であると考えております。。

また、そのような事をしましたら、何より自分がこのBlogを続ける意味を全く失ってしまいます。

以上によりご遠慮させて頂きます。どうぞよろしくお願い致します。
返信する
Unknown (池田晴子 ブログスカウト事務局)
2008-01-23 14:12:59
はじめまして。私は「ブログスカウト」の池田と申します。
ブログを拝見し、コメントさせていただいております。

現在、ある洋楽ミュージシャンについて、
記事を掲載いただける人気ブロガーさんを探しています。

ブログを拝見し、洋楽関係の
コンテンツがとても充実していると感じました。

是非ミュージシャンンの盛り上げにご協力いただきたいと思い、
コメントさせていただきました。

少しでも興味がございましたら、
詳細をメールでご説明させていただきますので、
ぜひこちらまでご連絡ください。
※ご協力いただいた際には、謝礼をご用意させていただきます

 ⇒ blog.scout@media.writeup.co.jp

今回このような形でコメントを書込みましたことをお許しください。
こちらのブログにふさわしくないようでしたら、
お手数ですが削除していただきますようお願いいたします。

 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-18-3 フジビル37 3F
 株式会社ライトアップ 池田晴子
 URL:http://www.writeup.co.jp/
返信する
コメントをありがとうございます(^^)。 (管理人)
2008-01-23 09:14:58
カストール様、コメントをありがとうございます(^^)。
素晴らしいお仕事の様子を拝見させて頂いております
(※皆様>下記のblog参照)。

ところで、この曲とあの濃い歌い方のビヨンセの組み合わせがどうしてもイメー
ジできず。ちょっとコワくて敢えてまだ見ておりませぬ~・・・(笑)。
でも真面目な話、ビヨンセは確かゴスペルの出身だったように思いますので、映
画の聖歌隊的コーラスとはルーツの部分は同じなのかもしれませんね(^^)。一度
心の準備を整えてから見ようと思っております。


※そうそう、なぜかリンクが反映されておりませんでしたので一応アドレスを下
記に記しておきます。

ビヨンセの"Vois sur ton chemin"
http://fr.youtube.com/watch?v=KNK_xNg4N5A

※コメントを頂いたカストール様のBlogです
「カストール爺の生活と意見」
http://pepecastor.blogspot.com/
返信する
ビヨンセも歌っております。 (カストール爺)
2008-01-22 22:56:00
こんにちわ。カストール爺です。
ちょっとすごい歌い込みですけど,ビヨンセのヴァージョン(↓)です。

Vois sur ton chemin
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