昨日さだまさしさんのコンサートへ行った
やはりさださんはただ者ではない
ついでに、さださんのお父様もただ者ではない・・・(笑)※下記参照
今まで、ユーミンの伝説の象が出るコンサートから、中島みゆきさんの夜会、松田聖子さんの香水の香りが漂う武道館とか、もちろんクラシックから、外国系の大きなイベントやロック、ライブハウス、Jazz(サンフランシスコで見たビッグバンドを含む)、アイリッシュ・バーでのセッション、街の公民館のアマチュアのバンドとか、もうありとあらゆるコンサートを見てきた私が言うのだら間違いありません・・・(<ほんとか(笑)。でもホントですよ!)
さださんのコンサートについて一般に言われているのは、6時から9時まで3時間と長いのが当たり前とか、トークが長くて、また抱腹絶倒であるとかだと思う。ちなみにトークだけのCD全集があり(※下記参照)、先日TVで話題になった事もあり、結構売れているそうです(笑)。そこで今回は、さださんの凄さをもっと多面的に、冷静に分析してみたいと思います。
<イメージ以上の、音楽的な素晴らしさ>
生のさださんをご存じない方は、さださんのTVのイメージ~ギターをポロポロ弾きながら、またはバイオリンを聞かせながら歌うさださん~しか想像できないかもしれません・・・。でも例えば「修二会(しゅにえ)」という曲の時の、最初から最後までテンション張り詰めた、その辺のロック・ミュージシャン顔負けのスリリングな演奏と歌を聴いたら、絶対圧倒されます!張り詰めた「間」の連続。私も初めて生で聞いてぶっ飛びましたから・・・。その時、さださんてスーパー・ミュージシャンだと再認識しました。ちなみに
このすごさはCDなんかでは絶対わかりません・・・。この曲はCDとは全く別バージョンと言っても過言ではないでしょう。これを体験できるのは生のステージだけです。<サービス精神が素晴らしい>
まず、必ず(と言っていいほど)3時間である。毎コンサートが・・・これだけでも十分な驚き。もちろん、長さを感じさせない内容があってである・・・
(*)この件に関しましては、「通りすがりさん」のコメントもご参照下さいマセ。
<楽器のテクが素晴らしい>
さださんが演奏するのは、A・ギターにバイオリン。でもさださんのプレイはあまり多く語られる事がありませんし、割と軽く見られているようです。でも、実はさださんのギターテクはすごいのです。私もギターを弾くから良くわかるし、すでに身内状態の?石川鷹彦さんが太鼓判を押している事からもわかります(笑)。バイオリンは、元々バイオリニスト志望でしたので言うまでもありませんね・・・・。そう言えば昨日は、バイオリンをピチカートで弾いて、まるで沖縄の三線(さんしん)のように演奏した曲もあって、更に驚き!
<バンド・アンサンブル見事さ>さださんのバンドメンバーは事実上パーマネントです。殆ど同じメンバーで回っています。なので、その息の合いかたはもう空気感でこちらも十分わかります。タイミングもすごい。みんな曲を体で覚えているし、何よりさださん自身やさださんの曲が大好きなんだと思います。そんな活き活きとした、生きている楽曲がいつも聴けます。
<持ち歌のバリーエーションのすごさ>既に400曲を超えるオリジナル曲の数々。ヒット曲も沢山あり、もう"なんでも来いっ"状態でのステージ展開です(笑)。
以上思いつくままに綴ってみました・・・
それにしても、さださんのコンサートはまた来たいと思わせます。こんな方は本当に希少です。リピーターにさせるだけのものが充分にあります。それは、"心のコミュニケーション"をメインに据えたコンサートだからでしょう・・・。これがリピーターを増やし続けているのだと思います。通常見られる、観客がひたすら受身で、ただショー・アップされただけステージとは大きく異質です。通常のコンサートが、「五感への刺激で訴える」のに対して、さださんのコンサートは「ハート/人の心への刺激・ふれあい」だと思うのです。会場のキャパを抑えているのも、一過性のステージを求めているでのはなく、言葉が届く範囲で自分が活きてくる事を知り尽くしているのしょう・・・
更に・・・以下ちょっ固い話になりますが・・・
私の完全な推測ですが、歌詞を見てわかるようにさださんは結構仏教に深い造詣と関心をお持ちだと思います。その観点から見ると、本来、衆生(=迷える市井の人々=私たち)を救うはずの仏教(お寺)が健全に機能しているとは思えない現代に(更に言えば、寺院はお金儲けの一つの施設になっているかもしれない・・・)さださんは真の意味で、衆生済度(シュジョウサイド)を実践なさっている方かもしれません・・・コンサートは、さださんなりの確信を持った「魂の救済活動」なのかもしれません・・・
更に、大きく見れば、それは"コンサート"の形を借りた(楽しい)説法会なのかもしれません・・・
(<ちょっと照れ・・・(笑))
それにしても、"さだまさし"と言う、必ずや後生に残る歴史的人物と同じ時代を生きる私達・・・それは私たちにとっての"奇蹟"なんですよね。
君よ、さだまさしを体験せずして、ライブを語ることなかれ
(※)コンサートが終わった会場帰り口では、優しい笑顔がちょっとだけ日野原重明さんに似ている(?)さださんのお父様(もう80歳近いと思う)がお見送りして下さっていました。笑顔でお客様をお見送りくださるお父様を拝見して、なんだかジーんと来ました。
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抱腹絶倒です(笑)。
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