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青空ーすべてはバランス

自律神経とは?ーpart1 神経系の基本

当ブログ記事の「新型コロナウイルスの影響ー6ウイルスと戦う免疫細胞」part1とpart2で私たちの体を常に守ってくれている免疫の働きを新型コロナウイルスとの攻防のメカニズムの中で多少理解したつもりです。

参考

免疫は骨髄で作られていました。骨の中ですね。新生児は全身の骨髄で造血されているそうですが、成人になると椎骨、胸骨、肋骨などに限られるようになるようです。骨の事とりわけ椎骨(ついこつ)のことを考えていたら、骨髄と似た言葉に脊髄があることに気づきました。脊髄?神経・・・?交感神経や副交感神経が気づかない間に体に大きな影響を与えていることは少し知っているけど、もし免疫と関係があるとすれば・・・。具体的にどんなつながりがあるのか?体系的に正しく知りたいと思いました。
神経系について理解しようとする時、まず大まかな神経の分類について理解しないといけません。


最も中枢となる神経は中枢神経です。上図のように脳と脊髄の部分に中枢神経があります。
脊椎をみてみましょう。

上図のように背骨があります。詳しく見てみると・・・、
写真では見えていませんが、背骨の真ん中の部分に太さ約1.0cm長さ約40cmでの円柱状をしている神経の束が通っています。それが脊髄です。

この脊髄を守るような形で取り囲んでいるのが脊椎。これらの骨が一般に背骨といわれているものです。
脊椎は、首の部分から頸椎(7椎)から胸椎(12椎)、腰椎(5椎)、仙椎(5椎)、尾椎(4椎)へと椎骨(ついこつ)がつながっています。
椎骨は臼状の骨が積み重なり、椎骨と椎骨の間には、線維軟骨でできたクッションの役割をする弾力性のある椎間板があり、椎骨と椎間関節で連結されています。(この椎間板は常に縦方向に強い圧力を受けているため、変性を起こしやすく、後方にずれると椎間板ヘルニアになります。)
これが大切な脊髄を守るとともに、姿勢を保つ役目も果たしています。 

この脊髄から枝分かれして体中に張り巡らされているものが末梢神経ですね。
まとめてみました。



こうやって見てみると、脳(頭)を支える首と背中が真っ直ぐに傾かずにバランスよくなっていることが大切だと感じますね。2足歩行の人間がバランスよく立って動くことは本当は大変なことなんだと思います。どこかの部分が曲がっていたりすると全体のバランスが悪くなり曲がっている部分だけでなく、その部分に関係する部位にも通常以上の負担がかかり、異常が現れます。内臓が上から下に連なり重みが腰にずっしりとのしかかっています。
姿勢が悪くなると、中枢神経や末梢神経を圧迫することも想像されます。
この図を見ているとそんなことがいろいろと思い浮かびます。

さて、末梢神経は体中の刺激・感覚を感覚神経を通じて中枢神経に伝え、中枢神経から抹消神経の運動神経に命令が伝えられ、見て分かる体の反応をします。末梢神経系の体性神経系でこのような働きが行われていますが、末梢神経系の中で異質なのが自律神経系です。こちらは外から見ても分からない反応を体の中で起こします。自律神経がどんな働きをしているのか自分で確認できないから、ついこの神経系の重要な働きが分からないまま無理解に無茶な行動をしてしまう人が多い。でも、「あっ!自律神経が・・・。」と思い起こす人は少ない。
次回からこの自律神経系について詳しく見ていくことにします。

脊椎の写真は
acworksさんによる写真ACからの写真

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