
2021年7月14日(水)晴れのちくもり。ニュースでは、ラジオから梅雨明けしたとみられるという言葉が聞こえた。早い梅雨明けでしたね。
午前中晴天だったのに、ニュースの後急にくもってきた。そんなもんだ。

今年は大河ドラマで「青天を衝け 」が始まっていますが、ドラマの中では藍染の原料となる藍(アイ)を育てる場面がありましたね。
この美しい色合いは日本人の心とも言えましょう。
しかし、藍は傷を治す薬草として重宝され、戦国時代などに切り傷が化膿しないように、甲冑の下に藍染めの肌着を着ていたそうだ。
また、丈夫で燃えにくいことから、江戸時代の火消したちも着ていたという。
剣道着や武道着などもそうですね。
何と今に至るまですごく役立ってきた植物なんですね。
十分役立ってきたと思われるこの植物は、最近の研究でさらにすごい効能がたくさん発見されている。
・消臭効果
・抗菌効果(藍から抽出した成分でO157・サルモネラ・MRSAの菌数が低減。 )
・防虫効果(昔は衣類を藍染の風呂敷に包んで保管していた。)
・ポリフェノールが豊富に含まれる。
・抗酸化作用が強力。
なんとすごいね!

でもまだまだある。
・皮膚病等への効果
(アトピー性皮膚炎の抗菌効果、あせもや乾燥肌、皮膚病や水虫など。 )
トリプタンスリンという成分が含まれてる。
例えば、アレルギーを抑えたり、炎症を抑える働きが期待できることが分かってきている。
・コレステロール低減効果
(色素や苦み成分にフラボノイドが含まれる。これはコレステロールを減らす効果がある。 )
(色素や苦み成分にフラボノイドが含まれる。これはコレステロールを減らす効果がある。 )
このフラボノイドの成分には、藍にしかない特有の性質を持っているらしい。
他には・・・
アルカロイドと言われる成分がある。
植物アルカロイドは 毒性の強い植物の作用を応用した抗がん剤として利用される。
細胞の増殖を防ぐ作用をもつので、がん細胞の増殖を防ぐ抗がん剤 に使われているらしい。
医療の分野でも、これからの活用が期待される。
ジャスモン酸が植物の根の成長を抑制することを知ったばかりですが、藍のエキスは、ジャスモン酸による成長抑制を阻害して、根を活性化して元気にすることが分かってきている。つまり植物の成長促進にかなりの効果があるらしいのだ!
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