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青空ーすべてはバランス

冒険心! PART1移動した人類の歴史

2020年1月から公に発覚した新型コロナウイルス。1年が経過している。どこかに行きたくてうずうずしている日本人。ステイホームと言われている中で日本政府が打ち出した政策=GO TOトラベルでコロナ禍が終わったかの如く出かけていく日本人。いや日本人だけでなく世界中の人たちがイライラしていた。人間は見知らぬところに行ってみたい、とにかく出ていきたい、という冒険心を間違いなく持っていることがはっきりしたと思います。家の中でじっとしていられない遺伝子を持っているはずだと強く感じた1年でした。

人類の直接の祖先は20万年前にアフリカで誕生し、12万年前から移動がはじまり、約5~7万年前から大規模な移動が始まり、地球上の至る所へ広がっていきました。今のところはこれが通説です。

ところが、新たな発見が2018年1月に科学誌『サイエンス』に発表された。 イスラエルで現生人類の顎骨の化石が見つかり、約18万年前のものと推定されているという。これは、アフリカの外で発見された現生人類の化石としては最古のものになるので、今までの通説よりも少なくとも6万年早くアフリカを出ていることになるのです。 

さらに、科学誌『ネイチャー』2017年6月8日号によると、モロッコのジェベル・イルード遺跡で現生人類によく似た化石が発見されている。これは30万年以上も前のものと推定され、ホモ・サピエンスの起源に新たな仮説が加わることとなっている。(1960年に発掘されたが、より詳しく調査するため再発掘している。そして、多数の石器、ヒトが火を使っていたことを示す豊富な証拠、下顎骨と脳を覆う頭蓋の一部が見つかっている。)
移動を開始する前にアフリカの中で人類は進化をしている可能性がある。あるいはこの化石を現生人類とするのか?なんとも興味深い!


話が少しそれてしまった。なぜ現生人類はアフリカから出ていったのか?新しい土地がどんな土地なのか行ってみないと分からない。行って何もなければ死ぬしかない。なぜそんなリスクを冒してまでも世界の至る所へ広がって行ったのだろう?驚きなのは海を渡る人々もいたことだ。無鉄砲という言葉がぴったりだ。
しかし、結果を見るとどうだろう。世界中で人類が他の生物を圧倒して地球上に君臨している。未知の世界に飛び出していく過程で命を落とす者も大勢いたことだろう。既存の集団から逃げ出すためだったのか?未知の世界に希望を抱いたからだろうか?「食べ物がたくさんある危険の少ない夢のような世界があるかも・・・。行ってみたい!」というギラギラした欲望・冒険心が命の危険や恐怖にも勝ったのだろうか。
犠牲を伴いながらも新しい土地にたどりつき、そこの環境にあわせた新しい生活をして繁栄した集団もあるだろうが、全滅した集団もあるかもしれない。しかし、危険をかえりみず、恐怖や不安にも打ち勝ち、苦しい旅を続けて成功した集団が少しづつ増えていったのだと思える。いろんな地域に広がったからこそ全滅を免れたのかもしれない。

海を渡って日本列島にやってきたのは今の所こう考えられている。
古いのは朝鮮半島・対馬・九州経由のルートで、3万8,000年くらい前。沖縄には3万5,000年ほど前。北海道経由のルートでは2万5,000年ほど前。木をくり抜いただけの粗末な舟で死を覚悟でよくチャレンジしたものだと感心する。 

若い頃の自分を思うと、何と無鉄砲なことをしたんだろう。とか、なんて失礼なことを言ったんだろう。ということがたくさん思い出される。今思い出すと、なんともお恥ずかしいかぎりで苦笑いです。なぜそんなことができたのだろうかと我ながら不思議です。18万年前の人類とは比較になりませんが・・・。



イラストは
乙姫の花笠さんによるイラストACからのイラスト
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