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青空ーすべてはバランス

うまくいかない時 それはバランスが崩れている時
いろんなことに「バランス」の大切さを痛感します。

自律神経とは!ーpart3 心臓における自律神経系の調節機能

2020-10-31 08:44:45 | 生活・文化ー健康・体ー自律神経
心臓には右心室に洞房結節(どうぼうけっせつ ペースメーカー)があります。
心臓の拍動を作る役目をする。心臓は自動性を持ち、洞房結節が自発的に出した刺激を心房や心室に伝えることで動き続けています。
しかし、ここでは拍動の速さを調節することはできない。自律神経系がかかわっています。具体的に見てみました。


例えば、心臓が常に動き続けているから血液が体中に運ばれ私たちは生きていますが、私たちの生活の中では走ったり、速足で歩く必要もあります。そんな時、心臓の拍動が一定の速さを保っていては大変なことになります。
自律神経は、それ自体は主役にならないけど、様々な体の変化を調整してバランスを保つ役割をします。

自宅を出て電車に乗るため駅まで行きますが、時間がありません。走ります。いつもより激しく筋肉を使って体を動かします。より多くの酸素が必要になります。強い呼吸で酸素をたくさん取り入れ、血液中に二酸化炭素をどんどん出していきます。この二酸化炭素が急に多くなった刺激を交感神経が感じ取り、延髄に伝達すると、「拍動数を増加させよ!」と指令が返ってきます。交感神経はそれを受けて、拍動を作り出す役割を持つ洞房結節に指令を伝えます。「もっと早く動かして!」

心臓の拍動数が増加し、心臓がドキドキと強く高鳴ります。血液が早く流れ、必要な酸素の供給を促進します。

駅に到着してなんとか電車に間に合います。もう動く必要はなくなる。必要とする酸素の量も減少してきますから、エネルギーに変えて生み出される二酸化炭素濃度も低下すると、副交感神経がそれを感じ取り延髄に伝達すると、「拍動数を減少させよ!」と指令が返ってきます。副交感神経はそれを受けて洞房結節に指令を伝えます。
「早く動かさないでいいよ!」

心臓の拍動数が減少し、心臓が平常の動きに戻ります。血液の流れを遅くして通常に戻していき、酸素の供給を抑制して元に戻していきます。

考えてみました。
こういう変化に合わせた的確な対応がなければ、私たちの体はまともに動きません。
体はいろんな変化の仕方をします。突然急に走り出したり、急に止まったり。それを感じ取って適切な指令を体に与える役割は重要だな!とあらためて感じます。お互いが相反する働きでバランスを保っているのに、もし、この交感神経と副交感神経がバランスを失うとどうなるでしょうか?ごく自然に考えられることは、体の調子がおかしくなる!ということでしょうね。
私たちの体には適度な緊張状態とリラックスした安静状態が交互に訪れることが交感神経系にとっても良いリズムになり元気になるんじゃないかな?いつも安静状態だけでは交感神経の出番がなくなり、いつも緊張状態だと副交感神経の出番がなくなり、どちらにしてもバランスを崩すと思いますね。

参考

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