4月5~6日 第8回第48番~第58番 11か寺のお参りに出かけてきました。
28名の参加 先達さんは過去2回ご一緒し 今回で3回目となる方でした。
出発する2~3日前から20度前後のポカポカ陽気
ところが出発日から数日は冷え込む との予報が出てて薄手のダウンを着込んで行くことに。
おまけに体調も良くなくて 時々フラ~ フラ~と意識が飛び・・・・・
果たして無事にお参りできるかどうか 不安を抱えての出発でした。
しかしそれにしても激しい雨に降られ そのうえ霰(あられ)まで降るとは・・・・・
もう一つ予期せぬ出来事 携帯紛失事件 まであって散々の回になりました。
また撮ってた 『讃岐富士』 自分の中ではよほど気になる山・・・いや形のようでして
いつものこと 1ヶ寺もお参りをすることなく昼食をいただく
雨も降りだして・・・・・雨のお参りも修行のうち・・・・・桜の色がパッとしません
午後1時 打ち始め
今回は街なかのお寺さんが多く こじんまり とのこと。
【第48番 西林寺(さいりんじ)】 ご本尊:十一面観世音菩薩
山門
本堂
お大師堂
納経所前に庭園があります。
写真の男性後ろに 福授地蔵 というお地蔵さんがあり 願いを一つだけ叶えてくださるとのこと
一人がお参りしてこちらへ戻ってから次の人が行ってお参り・・・おまけに傘もさしてるし
長い時間はとれず ササッ とお参りせねばなりません。
この橋を渡る手前にあった サボテン?
こんなに大きくなるんですね・・・
もうサツキが咲き始めてました
【第49番 浄土寺(じょうどじ)】 ご本尊:釈迦如来
山門
本堂
お大師堂
歩きお遍路さん・・・こんな雨降りの日でも お寺さんで またバス走行中の道路でもよく見かけました
雨が降るやら寒いやら バスに戻った時の傘の始末やら・・・ふぅ~
トイレに行きたくても 輪袈裟を外し 背中にご朱印のある道中着を脱がなきゃいけないことを思うと
うゎ~面倒だわ・・・お昼まで我慢しよっと。
【第50番 繁多寺(はんたじ)】 ご本尊:薬師如来
詳しいことはわかりませんが(忘れた?)・・・一遍上人と非常に縁のあるお寺さんだそうです。
山門
本堂
お大師堂
本堂隣りには 歓喜天像を祀った神社があり 商売繁盛・夫婦和合にご利益があるとのこと
お参りしました・・・よしっ! オットには「はい」の余分は言わないようにしよう! と決心。
【第53番 圓明寺(えんみょうじ)】 ご本尊:阿弥陀如来
重要な文化財が多いお寺さんとのこと。
山門
中門
本堂 (こんなピンボケ写真一枚しかなくって)
本堂横 大変珍しい銅製の納め札
大正13年 シカゴ大学の博士がお遍路をされている時に見つけたそうです。
お大師堂
隠れキリシタンの礼拝も黙認されてたとのこと
【第52番 太山寺(たいさんじ)】 ご本尊:十一面観世音菩薩
ご本尊は国宝になっているそうです。
本堂
『摩尼車』・・・経文を唱えながら軽く手で触れ手前に一回転
そういえば 愛知万博でチベットのパビリオンにあったことを思い出しました!
もちろん文字は違うでしょうけど。
この階段を上がると お大師堂
一日目はこれで打ちおさめ
今宵の宿は 第7回と同じく 道後温泉 今回は 『ホテル古涌園』
部屋に入ってすぐに携帯がないことに気付き・・・・・
出かける前の不安はこういう形で表れたようで やっぱりボ~ッとしてた証拠。
食事の写真を写す気力もなく お料理を味わって食べる余裕もなく・・・
翌朝部屋から外をのぞいたら・・・あらまっ! 坊ちゃんの湯が目の前にありました
朝食はバイキング 和洋折衷でいただきました
7時45分出発 二日目打ち始めは 51番石手寺から。
【第51番 石手寺(いしてじ)】 ご本尊:薬師如来
お遍路さんよりも地元のお大師さん信者や観光客が多い霊場とのことで
参道が回廊形式となりお土産屋さんが並び めちゃくちゃ広~い境内で見所いっぱい!
それもそのはず・・・境内ほとんどのお堂や塔が国宝 国の重要文化財に指定されているそうでして
それに寺宝を常時展示している宝物館もあり(200円の入場料を払い見てきました)
四国霊場では随一ともいえる文化財のお寺さんとのこと。
なので・・・ここではお参り含め1時間という時間がとられ(8時~9時) 珍しく自由時間もありました。
山門前にある 別名『渡らずの橋』
えっと・・・衛門三郎・・・でしたっけ
『石手寺』と呼ばれるようになったのは衛門三郎再来の説話による ・・・とされてるそうですので。
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長いですけど興味ある方はどうぞ
山門 (国宝)
ここにも大きな草鞋が!
本堂
お大師堂
三重塔 (重要文化財)
教えてもらって初めて気付いたお大師様
すごく長いうえに灯りが乏しく 前が全く見えないところも お地蔵さまが何体あるやら
ん~~・・・何だったか・・・お話を聞いてお参りしたんです・・・幼子に関係してたような・・・
【第58番 仙遊寺(せんゆうじ)】 ご本尊:千手観世音菩薩
その昔 仙人が40年ほどいて ある日ふっと消えてしまったことから 仙遊寺 という名前が付いたとか。
その昔 海から上がった竜女がここにあった桜の木を目印に飛んできて
千手観音像を彫って安置した とのこと。
先達さんいわく・・・「とても気持ちのいい宿坊がありお勧めです」
と言われても・・・今後そのような機会があるかどうか。
海抜340mの山の上から 眼下に今治の街が望めます
(中央に見える高いビル・・・今治国際ホテル この日の昼食会場 そして第9回の宿泊ホテル)
山門から離れたところにバス駐車場があり 山門はくぐらず遠くから眺めただけで写真に収められず。
本堂
こちらのご本尊は 数少ない秘仏ではない千手観音さんだそうで いつでも拝見できるとのこと。
お大師堂
ここでもお砂踏み(1番~88番の札所そして高野山奥之院と名前が彫られた石が並んでます)
【第57番 栄福寺(えいふくじ)】 ご本尊:阿弥陀如来
先頭を歩く大きなリュックを背負ったお二人・・・添乗員さんとアシスタントのお方
こうして参加者全員の納経帳を そのほかにもお軸や白衣を持って
わたしたちがお参りしている間に 納経所で代わりにご朱印をいただいてくださるんです。
心から 「ありがとうございます」 って思うのです。
本堂
本堂横にある 『箱車』
脚が悪く歩けない人々が このような車に乗ってお参りし(犬が引くんだそうです)
帰りには歩けるようになり置いて行ったとか・・・
1200年経ても なお語り継がれている多くの逸話があるそうです。
お大師堂
【第56番 泰山寺(たいざんじ)】 ご本尊:地蔵菩薩
一日目に続きこの日も朝から寒い日。
57番栄福寺のお参りを終えた頃から空が真っ暗になってきて
ここ泰山寺に着く途中霰(あられ)がバラバラバラバラ・・・
そしてお参り中には大きな雷鳴が2回も轟き 雨はザーザー! びしょ濡れになりながらのお参り。
ライターもなかなか火が点かなくって・・・もう勘弁して・・・いやこれも修行修行・・・半分泣きそうでした。
本堂
お大師堂
11時45分 昼食 仙遊寺から遥か下に見た 今治国際ホテルで珍しく中華料理。
この後に 卵スープと杏仁豆腐も・・・美味しかったです。
【第55番 南光坊(なんこうぼう)】 ご本尊:大通智勝如来
ご本尊が 『大通智勝如来』様は このお寺さんだけ
また◯◯寺ではなく 『坊』 と名前が付くのもここだけとのこと。
おおきな鯉が泳ぐ池には 桜の花びらがハラハラと舞い降りていました
山門
仁王様の東西南北四面にある 四天王 に守られ
本堂
お大師堂
そして 航海の神 総鎮守・伊予一の宮の 大山祇神社 がすぐ隣りに。
しまなみ海道途中にある島に本神社があり 場所柄なかなかお参りしにくい ということで
こちらに 別宮 として建てられたそうです。
午前中の雨や雷は何処へ? 青い空 緑の樹木 ピンクの桜・・・とてもきれいでした
【第54番 延命寺(えんめいじ)】 ご本尊:不動明王
今の場所は江戸時代からで 火災が多く ご本尊は転々としてこられたとのこと。
山門
中門
本堂
お大師堂
お参りを済ませたあとの バス駐車場までの帰り道
午後2時打ちおさめ
今治から 今回初めてでもありまた最後ともなる しまなみ海道 を通って本州は広島県尾道市に渡り
↓
た~くさんの島を通過します 調べると結構面白い海道です
しまなみ海道 途中にある来島海峡SAでトイレ休憩
3月4月と海岸沿いを何度も通ったものの 青い海 がなかなか見えず でもこの日はバッチリ!
あとは岡山駅に向けてただただバスは走ります とても順調に進み・・・4時40分にもう岡山駅着。
新幹線は6時24分 こんなところで自由時間た~~っぷり。。。
今回も長~い長~い記録になってしまい 綴ってる本人も
まだ終わらない・・・どんだけ長くなる?・・・ふぅ~・・・そんな感じでした。
それをよんでくださった方・・・自己満足に付き合ってくださり 本当にありがとうございました!