心穏やかに・・・

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2月のお遍路

2014年02月07日 | 四国お遍路

一週間も経ってしまいましたが・・・

徳島は気温17度というポカポカ陽気の2月1日 第2回お遍路に参加してきました。

第2回? そう・・・本来ならば10月だったんですが 都合で行けず抜けてたんです。

今年1月開始のツアーに便乗させてもらって・・・第4番~第8番 5ヶ寺のお参り。

行程640キロ(運転手さんは二人体制) 恐怖の日帰り。。。

 

     

           朝7時30分 名古屋駅集合 

岐阜の とあるお寺さんの住職さんが先達を務めてくださり  7時45分 36名で出発。

鳴門海峡大橋 大鳴門橋を経て 11時半徳島入り。

     

ちょうど12時に車内でお昼のお弁当を食べ 第4番札所からお参り開始。

 

【第4番 大日寺(だいにちじ)】 本尊:大日如来

     

            山門

     

            本堂

     

     

本堂の右手がお大師堂に進む回廊になってまして 西国33観音の像を見ながら足を進めます

 

     

             お大師堂

 

大日如来・・・真言宗の中では根本の仏様で 飲み物に例えるなら真水のようなものだそうです。

こちらの住職さん 真鍋 俊照(まなべ しゅんしょう)さんとおっしゃるそうで

日本の仏教美術学者・仏画家としてかなり有名らしいです。

 

     

       こんな可愛いお遍路さんに出会いました!

       後ろ姿を撮らせてもらいましたが ほんと可愛い男の子でした!

 

 

【第5番 地蔵寺(じぞうじ)】 本尊:延命地蔵尊

     

         山門

後ろ姿の弘法様・・・これまたいいお姿だこと。

     

           本堂

     

         お大師堂

彫り物がとてもきれいにペイントされてましたね。

     

勝軍地蔵(甲冑を纏い馬にまたがる姿)として 本来は1寸8分(約5.5センチ)という小さいもので

お大師様自らが彫られたもの。

それを浄函上人(じょうかんしょうにん)という方が 2尺7寸(102.3cm)の延命地蔵尊を刻み

その胎内へ納められたということだそうです。

『胎内仏』 って時々聞きますが こういうことだったんですね。

 

     

境内には樹齢800年という 大銀杏の樹がありました・・・でかい!

秋には小さなギンナンがころころ落ちてるそうです。

 

【第6番 安楽寺(あんらくじ)】 本尊:薬師如来

     

             山門

     

         本堂         

     

            この白い布・・・ご本尊からずっとつながっていまして

     

   こちらまで繋がっています・・・この柱(?)を触ればご本尊に触れたことになるようです。

 

     

         お大師堂

 

お参りを始めてから何度も聞いてる話の一つで つい最近(でもない?)・・・昭和37年の話。

しかも愛知県の方が登場なのでしっかり覚えてます。

愛知県に尾西市というところがあるのですが ここに脊髄カリエスを患った 

水谷しづさんという女性がおられまして 当時の住職さんがご主人に 

病床で苦しむしづさんを伴い四国遍路を勧められたそうなんです。

決行されたところ 不思議にも巡礼の途中に難病が快癒され 

そのお礼に ここ 【安楽寺】 に薬師如来像を奉納されたそうで これが現在見られる像です。

本来の像はやはり小さなもので 胎内仏として納められているとのこと。

 

     

         回遊庭園  大きな鯉がいっぱいいます

お大師様42才の時に猟師の弓矢から大師を守ったと伝わる 大師お手植えの厄除けの『さかまつ』

 

      

         

400年の歴史を持つ宿坊には 温泉山 といわれるように天然温泉の大浴場があるらしいです。

左側は昔の宿坊? 現在は右側の建物が宿坊?

 

【第7番 十楽寺(じゅうらくじ)】 本尊:阿弥陀如来

     

            山門

 

     

        山門をくぐるとたくさんの可愛いお地蔵さんが出迎えてくれます

 

     

         また 門? があります

     

               本堂

     

          本堂のお参りをすませ 左手にある階段を上ります

     

              お大師堂

 

     

階段左手にあるこちらは本堂より有名になってるそうでして(残念・・不思議なお顔が見えない!)

目に御利益のあるお地蔵さんで 御堂というより祠といったほうがいいくらい小さなもの。

納め札の裏に 年齢の数だけ 『目』 を書いて納めるといいそうです。

前もってバス車内で教えてくだされば良かったのですが その場で言われても・・・

納め札は余分に持っていたので 『目』 は書かず納めてきました。

 

【第8番 熊谷寺(くまだにじ)】 本尊:千手観世音菩薩

     

             山門

四国八十八ヶ寺の中で 最大級の山門を有するお寺・・・ですがこの山門ではありません。 

悲しいかな車内からチラッと見えただけで(しかも反対側)駐車場へとバスは進み・・・

そこからちょっと離れてるので写真には収められず・・・歴史を感じられる立派な山門でした。

     

            本堂

弘法大師がこの地で修行をされていた時 紀州の熊野権現があらわれ

「末世の衆生を永く済度せよ」と告げられ 1寸8分(5.5センチ)の金の観世音菩薩像を授け

虚空はるかに去っていったといいます。

お大師様はその場にお堂を建てて 等身大の千手観音像を彫り

その胎内に金の尊像を納めて本尊にされたとのことです。

 本堂奥に納められている千手観世音様 開山1200年のおかげで拝観できました!

  (毎月18日 観音様の日も御開帳されてるそうです)

昭和2年 火災で焼けてしまい 15年に建て直そう! ということに・・・

しかし戦争で中断・・・46年にやっと完成したそうですから 当時のものではありませんが。

で・・・その時寄進された一人にこの方が。

     

皆 金◯◯萬円 って記されてるけれど この方は 『金一封』  何故に?

 

      

         本堂左手の階段を上がったところにある お大師堂 

     

          袈裟を着たお坊さん・・・こちらが今回の先達さん

皆のお参りが済んだあと 必ずお線香の灰をきれいに直されてました。

左手に持っておられるのは 言わずとしれた 法螺貝

お参りの始めと終わりに必ず吹いてくださいました。 こんな感じです。

 「結界を作りなんたらこうたら(?)から皆さまを守ります」

ってようなことをおっしゃってましたが 聞き漏らしました。。

各お寺本堂で2回 各お大師堂で2回  ×5ヶ寺  20回吹かれたことになります。

お疲れ様でした・・・なんですけど・・・今回の先達さん

各お寺さんに伝わるエピソードとかはあまり説明なくって 帰宅してから復習です。

先達さんにもいんな方がおられるんでしょう。

こりゃ今後は予習して行かなくては(汗、、、)

復習はこうして記録に残すことによって あやふやなところは調べたりしてそれなりにできますが。     

 

 

3時半 無事に打ちおさめ  あとは名古屋へ向かってまっしぐら・・・帰るのみ。

      

        淡路のハイウェイオアシスでこの時間

     

    途中夕食としていただいた鯛の押し寿司弁当   美味しかったです!

ただただひたすら名古屋へ向けてバスは走り 全くの渋滞なしで夜9時15分名古屋駅着。

第1回めの時は帰りの車中からヘロヘロ 今回はちとマシ・・・でもやはり日帰りはきついです。。

 

明日から本来の9月出発のコースに戻りまして 第6回一泊で高知へ行ってきます!

(月1回 11回で結願 12回め高野山お礼参りのお遍路コースです)

今までお天気に恵まれていましたが 明日は全国的に雪や雨模様で寒いとのこと。

気象条件良くない中でのお参りも修行のうち・・・気持ちだけは清々しくいたいと思ってますがね。

それにしても二週続けて四国へ・・・ なんて贅沢! なんて幸せなことでしょ!

家族の協力があってこそ・・・感謝の念を絶やさないようにしたいと思ってます。

 

毎度長い記録となってますが 最後まで読んでいただいた方・・・ありがとうございます!