日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

ツリージャーマンダー

2022-05-21 07:00:00 | 植物

鉢植えになっていた「ツリージャーマンダー」

この名前は通名で、本名(学名)は「テウクリウム・フルティカンス」という舌を噛みそうな、覚えられない名前。

銀色の葉と変わった形の花、薄い紫色なのであまり目立たないけれど、この花はクリオネに似ていると言われている。

見つけたのは鉢植えだったけれど、原産地の地中海沿岸やヨーロッパなどでは庭木や生垣として植えられ、1~2mくらいの樹高になるらしい。

あまり見かけないが、日本へは大正時代には既に入ってきていたようで、葉や花などは観賞用以外に芳香剤、食用ハーブなどとしても使われている。

 

花をもっとアップにしてみた。

やっぱりクリオネに似ている。

 

 


 

学名:‎Teucrium fruticans L.

英名:Olive-leaved germander , Tree germander , Silver bush germander

科名・属名:シソ科 ニガクサ属

原産地:地中海沿岸

 

 

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ヤグルマギク(矢車菊)

2022-05-19 07:00:00 | 植物

 

この花はずっとヤグルマソウと呼んでいたのだけど、最近では「ヤグルマギク(矢車菊)」と統一されたらしい。

いつからこうなったのかは分からない。

でも、その理由として「ヤグルマソウ」という全く同じ名前で別の花があるから、混同しないためだとか。

 

そしてこれが紛らわしいもう一つの「ヤグルマソウ」。

 

この花は湿り気のある山林に自生する花で、 花や葉の形がこいのぼりの先端にある「矢車」に似ているから「ヤグルマソウ」と名づけられている。

 

 

この「ヤグルマギク」とはセントレーアという花の仲間。

数あるセントレーアの種類の中で一年草のものを「ヤグルマギク」と言っている。

だからセントレーアは一年草ではなく、多年草なので別名は「宿根ヤグルマギク」。

ちょっとややこしいけど、

セントレーア-----宿根ヤグルマギク

ヤグルマギク-----一年草のセントレーア

ということ。

 

そこで、珍しいものを見つけた。

 

 

ピンクやブルーに混じって、黒というよりも濃い紫色の花が咲いていた。

これは、セントーレア・ブラックボールという品種。

基本的にセントレーアは宿根草なので、この花も本来は宿根草。

でも、高温多湿に弱いため夏越しが難しいということで、一年草として扱われているようだ。

この色だから、暗くていやだという人や変わっているから好きだという人、それぞれ好みがあって面白い。

 


 

学名:Centaurea cyanus

英名:Cornflower

科名・属名:キク科 ヤグルマギク属

原産国:ヨーロッパ

 

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フランスギク

2022-05-17 07:00:00 | 植物

群生していた「フランスギク」

これは週末に郊外へドライブした時に見た風景。

 

 

この花はとってもきれいなのに、在来種の生態系を脅かすからと、駆除されているところもあるらしい。

「フランスギク」という名前はパリの郊外に多いからということで付いた。

よく見ると花はマーガレットとそっくり。

今でも間違えて覚えている人も多いらしく、「マーガレット」って雑草なんだ、などと言っている人もいる。

そこで、見分ける方法。

 

① 花の色

マーガレットにはピンクや黄色など、白以外もある。

フランスギクは白のみ。

 

② 葉の形

マーガレットの葉は羽状に深く切れ込み、小葉も裂けている(春菊の葉に似ている)

フランスギクの葉は1枚の細い楕円形で、鋸歯になっているが、羽状までにはならなく、基部はやや茎を抱く。

 

① 木か草か

マーガレットは数年すると茎が木質化する。

フランスギクは上部が枯れても種子と地下茎で増える。

 

 

[フランスギク]

 

 

[マーガレット]

 


 

学名:Leucanthemum vulgare Lam.

英名:Oxeye daisy, Margriet, Dog daisy

科名・属名:キク科 フランスギク属

原産地:ヨーロッパ

 

 

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ニオイシュロラン(匂い棕櫚蘭)

2022-05-15 07:00:00 | 植物

 

何となく南国の雰囲気を思わせるような背の高い木にびっしりと咲いていた白い花。

最初に見つけた時はまだほとんどが蕾だったけれど、これは「ニオイシュロラン(匂い棕櫚蘭)」

以前、この木は園芸品店ではドラセナとして売っていた。

幸福の木と呼ばれている観葉植物の、あのドラセナ。

ドラセナって花が咲いたっけ?、外植えで冬越しできたっけ?と思って以前に調べたことがあった。

そうしたらこの木、以前はドラセナ属だったのでそのままドラセナとして売っているのだと分かった。

今は、「ニオイシュロランロラン」として扱っているところもあれば、いまだにドラセナとして売っているところもあるようだ。

 

 

そして数日後、再びその場所に行ってみた。

この前よりも花が開いてきていた。

花に近寄ると香りがする。

この香りがまた強烈な芳香剤のようで、好みが分かれるかもしれない。

でも背が高い木だから花に顔を近づけることがあまりないと思うので、風に乗って漂ってくるくらいの香りならばほんのりとしていいかも。

 


 

学名:Cordyline australis

英名:Fountain dracana ,Palm lily ,

別名:コルディリネ・オーストラリス

科名・属名:キジカクシ科 センネンボク属

原産地:ニュージーランド

 

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ピンクの花のエゴノキ

2022-05-13 07:00:00 | 植物

ピンクの花の「エゴノキ」み~つけた。

 

 

ピンクの花が咲く品種はいくつかあるんですって。

そのうちよく知られているのが、「アカバナエゴノキ(ピンクチャイム)」「ベニガクエゴノキ」

「ピンクチャイム」は花弁全体が濃いピンクになって、「ベニガクエゴノキ」はガク、花の柄の一部が濃いピンク、花弁は薄いピンクになるとか。

でも、見つけたのはどっちか分からなかった。

 

 

多分、全体にピンクっぽいから「アカバナエゴノキ」じゃないかなっ~て思う。

この花は「ピンクチャイム」ってかわいい名前がついている。

 

ところが、同じ日に違う場所でもう1本見つけちゃったんです。

それがこの写真。

 

ガクと花の柄が濃いピンクになっていて花びらの色が薄いピンクのような気がする。

だからこっちは「ベニガクエゴノキ」の方じゃないかな?

 

何だか、珍しい花(木)だって聞いたけど、1日に2ヶ所で見つけちゃたのだから、もうあまりレアじゃないのかも。

 


 

学名: Styrax japonica

英名: Japanese snowbell

別名: チシャノキ、ロクロギ

科名・属名:エゴノキ科 エゴノキ属

原産地 日本、中国、朝鮮半島、台湾、フィリピン

 

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