日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

ハクウンボク(白雲木)

2022-05-05 07:00:00 | 植物

公園で白い花が咲いている大きな木を見つけた。

遠目にはエゴノキか「ハクウンボク(白雲木)」か分からなかった。

 

 

そばに寄ってみると花は長い穂になって垂れ下がり、葉っぱは大きくて丸い形。

その木の根元は落ちた花で真っ白になっていた。

 

 

あっ、この木は「ハクウンボク(白雲木)」だ、とすぐに分かった。

それじゃエゴノキとはどう違うのか?

 

[エゴノキ]

 

エゴノキ----花の柄が長く、葉は細長い

ハクウンボク----花の柄が短く、房になって咲き、葉は大きくて丸い

 

でも、花だけを見たら全く区別がつかないんですよね。

同じ科で属まで同じなのだから。

ハクウンボクは、花の様子を白い雲に見立ててつけられたのが名前の由来。

 


 

学名:Styrax obassia

英名:Fragrant Snowbell,Big Leaf Storax

別名:オオバチシャ、ハビロ

科名・属名:エゴノキ科 エゴノキ属

原産国:日本

 


 

エゴノキの別名がチシャノキなので、ハクウンボクはそれよりも葉が大きいために「オオバチシャ」。

学名にある obassia(オバシア)は日本語の由来で、オオバチシャが変化したもの。

普通、学名にはラテン語が使われているのに、これは珍しい例で、シーボルトとドイツの植物学者ツッカリーニが命名した。

 

 

コメント (2)
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