日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

キングサリ(金鎖)

2022-05-12 07:00:00 | 植物

遠くからでも鮮やかな黄色い花が目立っていた。

フジの花を黄色くしたような「キングサリ(金鎖)」

この花は英語名のゴールデンチェーンをそのまま訳したもの。

何ともまぁ、短絡的な・・・もっと違う名前を付けてあげればいいのにと思うけど。

それと、中国名では「毒豆」。

これは花後にはマメができるし、全体にアルカロイド系の毒があるからなんだとか。

 

 

フジの花にそっくりなので、キバナフジ(黄花藤)という名前もある。

花穂も長いものは70cmくらいにもなるらしい。

咲く時期はフジの花より少し遅いかな?

 



学名:Laburnum anagyroides

英名:Golden chain

和名:黄花藤

科名・属名:マメ科 キングサリ属

原産地:ヨーロッパ中南部

 

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セイヨウイワナンテン(西洋岩南天)

2022-05-11 07:00:00 | 植物

この花はいつも通る場所にあったのだが、全体が小さくていつ見ても葉の陰に隠れていた。

釣り鐘型の花だったので、アセビだとばかり思いこんでいた。

 

 

ところが、ある時少し大きな株を見つけた。

こんなに堂々と咲いていると、今まで見ていたのとは全く違った花のようにも見える。

グランドカバーとして利用されている矮性種もあるらしいので、今まで見ていたものはそれだったのかもしれない。

じっくり見ると、葉っぱも花もアセビとは全く違っている。

これをアセビと間違えていたなんて、考えられない(°°;)

 

 

蕾の時は赤い色が混じっていたのに、ほころんできて立派な房状になると白くなり、赤い色はほとんど目立たなくなっていた。

この木は花も可愛いけれど、葉っぱも捨てがたく、赤や黄色、白などの班が入り、カラーリーフとして観賞用として植えられていることが多いようだ。

 


 

学名:Leucothoe fontanesiana

英名:Doghobble

別名:アメリカイワナンテン

科名・属名:ツツジ科 イワナンテン属

原産地:北アメリカ東部

 


 

日本にも日本原産のイワナンテンがある。

でも、それは名前の通り岩場などに自生するため山野草として扱われているため、育てるのが難しいらしい。

それに比べて、このセイヨウイワナンテンは、虫もつかず放っておいても大きくなるので育てやすいらしく、最近では庭木としての利用がどんどん増えているようだ。

 

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セイヨウサンザシ(西洋山査子)

2022-05-10 07:00:00 | 植物

この時期はウォーキングするたびに新しい花と出会える。

今日、会えたのは「セイヨウサンザシ(西洋山査子)」だった。

それもピンクで一重の花。

毎日あちこちでコデマリ、ピラカンサ、オオデマリなどの手毬のような形をした白い花を咲かせる木を見ることができる。

だから、この花が白花だったらいつもと同じだと思って素通りしてしまったかもしれない。

可愛いピンクだったからこそ目に留まったに違いない。

 

 

セイヨウサンザシの赤花は八重咲きが多く、一重咲きのものは珍しいらしい。

 

 

若葉の時は葉っぱの切れ込みが目立って、菊の葉に似ている。

生長すると切れ込みは小さくなる。

そして、梅の花を小さくしたような花と、丸い蕾。

葉っぱの元には針のようなトゲがあった。

 

 


 

学名: Crataegus  laevigate

英名: Hawthorn

別名:メイフラワー、ホーソンベリー

科・属名:バラ科 サンザシ属

原産地:ヨーロッパ、北アフリカ

 


 

セイヨウサンザシの別名は「メイフラワー」。

それは、1620年にイギリスの清教徒がアメリカに渡った時の船の名前。

その時に着いたのが今のマサチューセッツ州にあるプロビンスタウン、そのためマサチューセッツ州の花は「セイヨウサンザシ」になっている。

 

 

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タンチョウソウ(丹頂草)

2022-05-09 07:00:00 | 植物

山野草の中でもこの「タンチョウソウ(丹頂草)」は育てるのにさほど難しくないらしく、庭の片隅や鉢植えなどでよく見かける。

初めてこの花を見たのはずっと昔の山野草展だった。

元々は山野草として、川沿いの岩場や湿った場所に生えているらしいのだが、その時は小さな盆栽仕立てになっていた。

その後、数十年お目にかかったことがなかったが、最近はポチポチ見かけるようになった。

数年前、山野草ブームの時に植えたものなのかもしれない。

 

 

ウォーキング途中のお宅の前に植えられていた「タンチョウソウ(丹頂草)」

大きな葉の間から花茎が伸びて、真ん中が赤い、小さな白い花を多数咲かせていた。

でも、タンチョウソウの開花期は3月〜4月なので、見つけた時期が少し遅かった。

そろそろ終わりかけのようだが、まだ十分見られる。

 

 

タンチョウソウという名前は雄しべの花粉が赤く見えることから、これが丹頂鶴の頭をイメージするかららしい。

 


 

学名:Mukdenia rossii

英名:なし

別名:イワヤツデ

科名 ・ 属名:ユキノシタ科 タンチョウソウ属(ムクデニア属)

原産国:中国、朝鮮半島

 

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市川市動植物園

2022-05-07 07:00:00 | 植物

5月5日、市川市にある「市川市動植物園」に行ってきた。

ここは動物園と植物園が併設されている。

ちょうど子供の日だったため動物園の方は大賑わいだった。

でも、植物園の方は広いし、大人だけの空間だったため、静かでのんびりとしていた。

ここには水辺に木道が渡してある自然観察園があり、ぐるっと回れるようになっている。

 

 

花の数は少なかったけれど、自然の中を1時間ほど気持ちよく歩いた。

 

一番先に目についたのが「キショウブ」、水辺にたくさん咲いていた。

 

そして「クレソン」

ちょっと水が溜まっているところにはびっしりとクレソンが広がっていた。

 

歩きながら山側に目を向けると「ホタルカズラ」が咲いていた。

この花は多くの県で絶滅危惧種になっているらしい。

 

これは?

名前が分からない。

「キンポウゲ」とは葉が違っているし、「ウマノアシガタ」に似ているけれど、葉に光沢がある・・・

この辺りの水辺にはカワセミが生息しているらしいが、この日は見つけられなかった。

 

そのまま木道を進むと、バラ園になっている。

でも、バラはまだ少ししか咲いていなかった。

もう少しするとバラも咲き、これを目当てに大勢の人が来園し、賑わうのだと思う。

 

バラ園を過ぎて再び木道に戻り、出口付近に行くと「シロカタバミ」が咲いていた。

これも珍しい。

 

 

こうして入った時とは反対側の出口に着いた。

こちら側にはフィールドアスレチックがあり、やはり子供連れで混みあっていた。

このアスレチックの名前が「フィールドアスレチックありのみコース」となっている。

名前の「ありのみ(有の実)」は、市川市の名産、梨の言い換え。

ナシが「無し」に通じるので、忌み言葉になってしまう。

だからそれを縁起の良い「有りの実」と言い換えているらしい。

 

コメント (2)
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