この時期はウォーキングするたびに新しい花と出会える。
今日、会えたのは「セイヨウサンザシ(西洋山査子)」だった。
それもピンクで一重の花。
毎日あちこちでコデマリ、ピラカンサ、オオデマリなどの手毬のような形をした白い花を咲かせる木を見ることができる。
だから、この花が白花だったらいつもと同じだと思って素通りしてしまったかもしれない。
可愛いピンクだったからこそ目に留まったに違いない。
セイヨウサンザシの赤花は八重咲きが多く、一重咲きのものは珍しいらしい。
若葉の時は葉っぱの切れ込みが目立って、菊の葉に似ている。
生長すると切れ込みは小さくなる。
そして、梅の花を小さくしたような花と、丸い蕾。
葉っぱの元には針のようなトゲがあった。
学名: Crataegus laevigate
英名: Hawthorn
別名:メイフラワー、ホーソンベリー
科・属名:バラ科 サンザシ属
原産地:ヨーロッパ、北アフリカ
セイヨウサンザシの別名は「メイフラワー」。
それは、1620年にイギリスの清教徒がアメリカに渡った時の船の名前。
その時に着いたのが今のマサチューセッツ州にあるプロビンスタウン、そのためマサチューセッツ州の花は「セイヨウサンザシ」になっている。