日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

クレオメ

2021-07-20 07:00:00 | 植物

散歩中に見つけた花---クレオメ

 

小さな公園に咲いていた「クレオメ」

じっくりと花をよく見てみた。

花弁は4枚で風車の羽根のよう、中心から太く長い雌しべが出て、その周りから6本の細く、これも長い雄しべ伸びている。

そのような花が固まってたくさん咲き、同時に開花前の蕾もある。

蕾は雄しべの先端が花びらの中に包まれている。

きっと雄しべが長すぎて納まりきれず、はみ出しているのかもしれない。

 

 

 

別名は「セイヨウフウチョウソウ」、漢字では「西洋風蝶草」と書く。

風の中に蝶が舞っているような姿から名付けられた。

正にその通りだと思う。

 


 

学名:Cⅼeome spinosa

英名:Spider flower

和名:西洋風蝶草、スイチョウカ(酔蝶花)

科名・属名:フウチョウソウ科 フウチョウソウ属

原産地:熱帯アメリカ

 

 

 

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八重のユリ(百合)

2021-07-19 07:00:00 | 植物

この季節、どこに行ってもユリ(百合)の花が咲いているのが見られる。

スカシユリ、オニユリ、テッポウユリ、野生化しているタカサゴユリなどいろいろと咲いている。

数あるユリの種類の中には、オリエンタル・ハイブリッドと呼ばれるものがある。

これは、ヤマユリやカノコユリなど、元々から日本にあるユリを改良して作られた品種。

花の姿が美しく、香りもあり、5月頃から8月にかけて開花する。

 

数日前、友人宅に行った時、このオリエンタル・ハイブリッドのユリが咲いているのを見た。

 

 

一本の茎の上部にたくさんの花が咲いていた。

バラによく見られるスタンダード仕立てのような感じだった。

買い求めたときはまだ蕾も付いてなく、ただ「オリエンタル・ハイブリッド系」のユリだと聞いただけらしく、花が咲いてみて八重だったので驚いたと。

今の世の中便利なもので、すぐに検索してみた。

あった。

「オリエンタルリリー・サマンサ」と言う名前らしい。

こんな立派な花を見たため、花好きの彼女は、どうしても増やしてみたいと思ったらしいが、どう見ても雌しべやユリ独特の雄しべとその先に付いている花粉もない。

と言うことは種ができないのだから、増やすのには鱗片繁殖や分球で繁殖させるしかないのかな?

うまく出来るといいけど・・・

今までの経験から、どの花でも希少なものはなかなか増えないと思うから。

 

 

 

 

 

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クレロデンドルム・ウガンデセ

2021-07-17 07:00:00 | 植物

今回取り上げるのはちょっと珍しい花。

小さな公園の隅っこには、既に花が終わってしまったらしく、放置されている鉢がいくつかある。

その中で青紫色の花がちらほらと咲いている鉢が目に留まった。

「まだ頑張って花を付けているのに放置しないで」と言っているようにも見えた。

それが「クレロデンドルム・ウガンデセ」

ウガンダなど熱帯アフリカに生育する花で、まだ和名がないのでこの難しい名前になっている。

ウガンデセは「ウガンダ産」と言う意味。

南アフリカ原産の花は多いけれど、東アフリカにあるウガンダ産は珍しい。

 

 

 

夏から秋にかけて咲くこの花の大きさは2cmほどで、外側に4枚のブルーの花びらと、中心に濃いブルーの花びら1枚があり、それが内側に巻いて袋状となっている。

その様子がまるで蝶が羽を広げているようなので、アメリカではブルーバタフライって呼んでいるらしい。

ぴったりだと思う。

どこかで見たことがあると思ったら、「カリガネソウ」にそっくりのような・・・

 

 


 

学名:Clerodendrum ugandense Prain

英名:blue butterfly bush

別名:ブルーウイング(蒼い翼)

科名・属名:クマツヅラ科 クレロデンドルム(クサギ)属

原産地:東アフリカ(ウガンダなど)

 

 

 
 
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リアトリス

2021-07-16 07:00:00 | 植物

いつだったか、美瑛の「四季彩の丘」に行った時、一面のリアトリス畑を見たことがあった。

四季彩の丘ではいつも様々な花々を見ているが、リアトリスは初めてだった。

直線的なフォルムのためか、あまり派手な花ではないが、やはりたくさん並んでいると壮観だった。

穂のようになっている花は一般的には下から上に向かって開いていくのだが、リアトリスは、逆に上から下に開花していく、珍しい花のつき方をする。

 

 

[花は上から下に向かって咲く]

 

北アメリカ原産のキク科の花。

和名が麒麟菊、菊と言う名が入っているのはキク科だからと思うけど、姿、形から菊とは想像できなく、ちょっと無理やり付けた感もある。

花の咲き方で2種類に分かれ、長い穂状に咲く槍咲き型と、かたまって咲く玉咲き型があり、切り花は仏花や生け花の稽古用の花としてよく使われている。

 


 

学名:Liatris

英名:Gayfeather

別名:麒麟菊、百合薊(ゆりあざみ)

科名・属名:キク科 リアトリス属

原産地:北アメリカ

 


 

 

 

珍しい白花も見つけた。

下の方が咲くころには上の方は枯れてしまっているようで、茶色に変色していた。

穂状の花はどの花でも全部が開くのを見るのは本当に難しい。

 

 

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ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)

2021-07-15 07:00:00 | 植物

昔からある懐かしい花、「ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)」、この花は写真を撮るのに苦労する。

背丈があるので全体が納まらないし、並んでいる花は下を向いているので一つずつの様子が分からない。

群れて咲いていれば全体の雰囲気が分かっていいのかもしれないが、単体で撮るのはちょっと・・・

 

 

 

 

梅雨の季節から真夏にかけて、長い花茎に鮮やかなオレンジ色の花を並んで咲かせている「ヒメヒオウギズイセン」

明治時代に観賞用として渡来したらしいが、とても丈夫なので、今では野生化して群生しているところもある。

 


 

英名 :Montbretia

学名 :Crocosmia

別名:モントブレチア、クロコスミア

科名・属名: アヤメ科 ヒオウギズイセン属

原産地: 南アフリカ

 


 

佐賀県ではこの花の移入が県条例で禁止されているとのこと。

この花以外にも18種の植物を指定されているのだけど、理由はこれらの外来種が在来種との交雑によって純粋種を根絶する恐れがあるからだとか。

生命力が強いと嫌われてしまうのかなぁ、でも、一つの県だけ禁止しても無理だと思うけど。

 

そんなに嫌わなくともいいのに、と思っていそう。

 

 

 

 

コメント (2)
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