日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

ムラサキツユクサ

2021-07-03 07:00:00 | 植物

普段何気なく見ている花も、良く見ると何とも言えない繊細な作りになっているのが分かる。

「ムラサキツユクサ」もそう。

「ムラサキツユクサ」って紫だけじゃなくて白やピンクもあるものなのだ、などと何気なく思っていた。

 

 

 

 

でも、花の作りをよく見てみると、雄しべの葯の下の柄(花糸)にフワフワの毛がたくさんあるのが分かった。

それが、紫色の花は濃い紫、白い花は薄い紫になっていて興味深い。

 

 

この毛は細胞が数珠玉のように、一つ一つ連なっているので、これを顕微鏡で観察すると細胞の様子が非常にわかりやすいと、理科の教材として利用されているらしい。

 


 

学名 :Tradescantia ohiensis

英名:Common spidewort

別名:トラデスカンティア、コモンスパイダーウォート、インクバナ、蛍草(ホタルグサ)

科名・属名:ツユクサ科 ムラサキツユクサ属

原産地:北アメリカ

 


 

同じような花に少し背丈の低い、「オオムラサキツユクサ」がある。

見分け方は、萼に毛があるかどうか。

全体に毛があれば「オオムラサキツユクサ」、先端の方に少し毛あれば「ムラサキツユクサ」と言うことになる。

 

毛があるから「オオムラサキツユクサ」

 

無毛なので「ムラサキツユクサ」

 

 

コメント
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