今回取り上げるのはちょっと珍しい花。
小さな公園の隅っこには、既に花が終わってしまったらしく、放置されている鉢がいくつかある。
その中で青紫色の花がちらほらと咲いている鉢が目に留まった。
「まだ頑張って花を付けているのに放置しないで」と言っているようにも見えた。
それが「クレロデンドルム・ウガンデセ」。
ウガンダなど熱帯アフリカに生育する花で、まだ和名がないのでこの難しい名前になっている。
ウガンデセは「ウガンダ産」と言う意味。
南アフリカ原産の花は多いけれど、東アフリカにあるウガンダ産は珍しい。
夏から秋にかけて咲くこの花の大きさは2cmほどで、外側に4枚のブルーの花びらと、中心に濃いブルーの花びら1枚があり、それが内側に巻いて袋状となっている。
その様子がまるで蝶が羽を広げているようなので、アメリカではブルーバタフライって呼んでいるらしい。
ぴったりだと思う。
どこかで見たことがあると思ったら、「カリガネソウ」にそっくりのような・・・
学名:Clerodendrum ugandense Prain
英名:blue butterfly bush
別名:ブルーウイング(蒼い翼)
科名・属名:クマツヅラ科 クレロデンドルム(クサギ)属
原産地:東アフリカ(ウガンダなど)