この季節、どこに行ってもユリ(百合)の花が咲いているのが見られる。
スカシユリ、オニユリ、テッポウユリ、野生化しているタカサゴユリなどいろいろと咲いている。
数あるユリの種類の中には、オリエンタル・ハイブリッドと呼ばれるものがある。
これは、ヤマユリやカノコユリなど、元々から日本にあるユリを改良して作られた品種。
花の姿が美しく、香りもあり、5月頃から8月にかけて開花する。
数日前、友人宅に行った時、このオリエンタル・ハイブリッドのユリが咲いているのを見た。
一本の茎の上部にたくさんの花が咲いていた。
バラによく見られるスタンダード仕立てのような感じだった。
買い求めたときはまだ蕾も付いてなく、ただ「オリエンタル・ハイブリッド系」のユリだと聞いただけらしく、花が咲いてみて八重だったので驚いたと。
今の世の中便利なもので、すぐに検索してみた。
あった。
「オリエンタルリリー・サマンサ」と言う名前らしい。
こんな立派な花を見たため、花好きの彼女は、どうしても増やしてみたいと思ったらしいが、どう見ても雌しべやユリ独特の雄しべとその先に付いている花粉もない。
と言うことは種ができないのだから、増やすのには鱗片繁殖や分球で繁殖させるしかないのかな?
うまく出来るといいけど・・・
今までの経験から、どの花でも希少なものはなかなか増えないと思うから。