日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

三大香木

2021-03-05 07:00:00 | 植物

よく耳にする「日本三大○○」という言葉がある。

日本人は場所、自然、歴史などすべての物に優劣をつけるのが好きなのかもしれない。

その中の一つに三大香木というものがあって、香の強い樹木を三種類選んであり、その香りの好き嫌いはあっても、その香りで季節を感じられるような樹木が選ばれているようだ。

春の香りは、「ジンチョウゲ」、夏は「クチナシ」、秋は「キンモクセイ」が三大香木となっている。

冬はないのかと思ったら、「ロウバイ」を加えて四大香木とする説もある。

 


 

 春の香木「ジンチョウゲ(沈丁花)」

 

 

[ウスイロジンチョウゲ]

 

[シロバナジンチョウゲ]

 

学名:Daphne odora

英名:Daphne,Winter Daphne

和名:沈丁花

科名:ジンチョウゲ科

属名:ジンチョウゲ属

原産地:中国

 

常緑低木で、春先に小さな花が毬のような塊になって咲く。

株が大きくなると移植が困難になる。

 

 夏の香木「クチナシ」

 

 

 

 

[クチナシの実]

 

学名:Gardenia jasminoides

科名:アカネ科

属名:クチナシ属

原産地:日本、台湾、中国、インドシナ

 

夏の気配を感じた頃から咲き始め、花は白からクリーム色に変化する。

乾燥させた実は古くから黄色の染料として利用されてきた。

 

 秋の香木「キンモクセイ」 

 

 

 

 

学名:Osmanthus fragrans var.aurantiacus

英名:Fragrant orange

和名:金木犀

科名:モクセイ科

属名:モクセイ属

原産地:中国

 

香りが遠くまで届くので「千里香」とも呼ばれている。

一般的にモクセイとは「ギンモクセイ」のことで、そこから変化したのが「キンモクセイ」で、香りはキンモクセイの方が強い。

 

[ギンモクセイ]

 

 

コメント
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