日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

「ビヨウヤナギ」と「キンシバイ」と「ヒペリカム・ヒドコート」

2020-06-11 07:00:00 | 植物

梅雨に入る頃から公園などの植え込みに鮮やかな黄色い花を見ることがある。

遠目には黄色く見えて同じようだが、よく見ると種類が違うことが分かる。

 

 

「ビヨウヤナギ」

オトギリソウ科で中国原産。

黄金色の花が上向きに咲き、多数の雄しべが突き出すのが特徴。

 

 

 

 

 

「キンシバイ」

オトギリソウ科で中国原産。

名前の由来は黄色い長い雄しべが金糸、花弁がウメ(梅)に似ていることから。

枝垂れた枝の先端にうつむき加減に花を咲かせる。

葉は2列対生 で長い楕円形。

 

 

葉の付き方に特徴がある。

花は小さめで全開しない。

 

 

 

「ヒペリカム・ヒドコート(大輪金糸梅)」

キンシバイの園芸種で、横向きに花を咲かせるが、全体に大型で、花は大きく開く。

雄しべが揃っている。

開花期も長く、生育旺盛。

 

 

 

 

 

「セイヨウキンシバイ(ヒペリカム・カリシナム)」

名前はキンシバイだが、ビョウヤナギに良く似ている。

シベの先がオレンジ色に見えるので区別できる。

 

 

 

 

これらの花はすべてオトギリソウ科。

オトギリソウ科オトギリ属の花の総称が「ヒペリカム」、なので園芸品店などでは「ヒペリカム」と表示されていることが多い。

オトギリソウは傷を治す薬草として漢方薬などに使われていて、漢字では 「弟切草」と書く。

名前の由来は平安時代に鷹匠の兄弟がいて、鷹が傷ついた時にオトギリソウを使って治していた。

この薬の名は秘密だったが、ある時に弟がそれを人に話してしまった。

怒った兄が弟を斬り殺してしまい、その時の血がオトギリソウの葉に飛び散ったため、オトギリソウの葉には黒点があると言われている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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